2008年3月議会 山田やすゆき一般質問

答弁・再質問はもうしばらくお待ちください。

 

山田やすゆき(質問): 日本共産党市議団の山田泰之です。通告に基づいて一般質問を行います。

 私は、多くの市民からこのたびの市長選挙で多くの公約を掲げて当選された福田市長の公約を全部実施していただきたいとの声が多く寄せられております。そのために、私は順次質問を行ってまいります。

 今回は、市長が選挙戦中に公約された中から学校の改修と農林業の振興について質問を行います。

 学校の改修については、岩国市は昨年の12月に学校耐震化推進計画に着手し、20年かけて105棟の耐震補強、改築計画を作成しております。

 市長の公約で、学校の改修については、5年をめどに避難場所でもある学校の耐震工事を行うとしております。5年をめどと限定されていますので、具体的な答弁を求めます。

 次に、農林業の振興では、岩国市の持つ山、川、海の豊かな環境を大切にした基盤整備を推進していきますと、非常に美しくきれいな言葉であらわされておりますが、抽象的な公約でありますので、どのように取り組まれるのか、具体的に市長の答弁を求めます。


山田やすゆき(質問):  次に、岩国医療センターの跡地利用問題についてお伺いいたします。

 岩国医療センターの愛宕山移転問題については、昨年の11月22日、山口県、岩国市及び独立行政法人国立病院機構岩国医療センターの3者が協議し、病院の移転とまちづくりに関し、岩国市と岩国医療センターとの合意を踏まえ、山口県がこれに協力することが確認されております。

 現病院用地は、医療センターで民間売却する、もしこれができなかった場合には、岩国市で取得するということが確認されております。岩国医療センターの愛宕山開発地域への移転に伴い、藤生、黒磯地区の住民からは、跡地利用は今後どのようになるのか、この地域がゴーストタウンになるのではないかとの多くの不安の声が寄せられております。

 医療センターの移転に伴い、不安を解消するためにも地域住民に事業の流れ、方針を説明し、地域住民の意見をよく聞いて、この事業を進めることが求められております。昨年内に関係者が集まり、事務的な協議を行うとしておりましたが、どのような内容の協議が行われたのでしょうか、お聞きいたします。


山田やすゆき(質問):

 最後に、後期高齢者医療制度についてお伺いいたします。

 寒い3月が終わり、もうすぐ4月になりますが、4月には桜も咲き、暖かい春を迎えます。お年寄りにとっては、後期高齢者医療制度という一段と寒さが身にしみる制度で春を迎えることになります。

 本年4月1日から実施される後期高齢者医療制度を廃止する法案を日本共産党、民主党、社民党、国民新党、野党4党が2月28日に衆議院に提出いたしました。

 この制度は御存じのように、75歳以上の高齢者を現在、加入している国民健康保険や被用者保険から切り離し、後期高齢者だけの医療保険に組み入れるものであります。

 医療保険料が年金から天引きされるとともに、受けられる医療の内容もそれ以下の年齢の人と比べ制限されます。この制度は2006年、自民、公明両党が強行した医療改革法で導入が決められ、福田市長もこのとき国会議員でありまして、この悪法に片棒を担いでおられ、責任は大変重いものがあります。

 この制度が知られるにつけて、年寄りは早く死ねというのか、などの怒りの声が広がっております。中止・撤回や見直しを求める地方議会の意見書も、新聞報道によりますと512議会に達しているとのことであります。

 私は、昨年の9月、12月議会でこの制度の問題点をただし、中止を求めてまいりました。

 今までの答弁ではしっかりと制度の趣旨、あるいは保険料等についても周知していかなければならないとの答弁がありましたが、全国では住民説明会等が開催されております。該当者には市報等で知らせるだけで、関係住民には今まで説明会すら開催されておりません。

 4月1日からの実施で、時間は限られておりますけれども、私は、岩国市として該当者に制度の説明が求められていると思います。どのような方法で実施されるのか、お伺いいたします。
 以上で、壇上での質問を終わります