2007年6月定例会 大西明子の一般質問
大西明子: 私は、日本共産党市議団を代表して一般質問を行います。
最初に、米軍再編の諸問題について。
衆議院安全保障委員会の参考人質疑について質問をいたします。
5月17日、衆議院安全保障委員会において、参考人からの意見聴取が行われました。参考人に、山口幸太郎千歳市長、井原勝介岩国市長、伊波洋一宜野湾市長の3氏が出席され、意見を述べられました。
また、参考人に対する質疑が、自民党今津寛議員、民主党津村啓介議員、公明党赤松正雄議員、日本共産党赤嶺政賢議員、社民党辻元清美議員から、持ち時間15分でそれぞれ行われました。
私は、この委員会に井原市長が参考人として意見を述べることを新聞報道で知り、同僚議員と一緒に傍聴に国会に行ってまいりました。岩国の市長として、岩国の問題を国会で発言するのは初めてではないでしょうか。
井原市長がどのような意見を述べるのか、私だけでなく多くの市民が強い関心を寄せていたと思います。
この委員会での3人の市長の発言を聞いて思ったことは、3人の市長の立場はそれぞれ違っていましたが、市長として、市民の生命・財産を守るために努力し、頑張っておられ、怒り、苦悩されている姿がよくわかりました。
国会で初めて市長として意見を述べたことは、委員会の方々を初め傍聴者や、特にテレビ放映を通じ全国の人々にも、岩国市の問題をよく知っていただく大変よい機会であったと思います。参考人質疑を通じて感じられたことや、その後においてどのような反響が寄せられているのか、この点についてまずお尋ねをいたします。
大西明子: 次に、医療問題について。
岩国医療センターの移転問題について質問をいたします。
今議会の一般質問で、岩国医療センターの移転問題を私を含めて4人の方が質問する予定になっています。しかし、私の質問内容は、これまでの方の質問とは観点がかなり違いますので、執行部におかれましては、その点をよく理解していただいて答弁をお願いいたします。
岩国医療センターが土地の等価交換で愛宕山への移転を要望していることは、これまでの各議員の質問や岩国医療センターからの説明でもよくわかっています。
しかし、なぜ等価交換なのでしょうか。本来なら、岩国医療センターが現在の土地を売却して、その資金で愛宕山開発地の用地を購入する、これが筋ではありませんか。
岩国市の財政が厳しい折に、今必要のない9ヘクタールもの広大な土地、しかも、病院跡地ということで住宅にも使えない、使途の限定される無用な物件を等価交換などという条件で、岩国市が容易に対応できないのは、当然ではありませんか。
平成16年4月に、国病が独立行政法人化され、自己財源で建てかえができるようになったのですから、民間も含めて売却先を検討するべきではないでしょうか。なぜ等価交換なのか、これまでの交渉の経過も含めてお尋ねをいたします。
大西明子: 3番目に、簡易水道について。
黒磯・梅が丘団地簡易水道の水道局への移管について質問いたします。
私は、24年前初めて市議会議員に立候補したとき、高台団地の水道施設を水道局に移管することを公約の一つに掲げました。公約実現のため、議会で再々取り上げ質問してまいりました。団地住民の皆さんを初め市当局や水道局の方々の努力もあって、現在では一部を残して水道局移管が進んでおります。残っている簡易水道の施設の移管も早く実施するよう要望してまいりました。
とりわけ、私の住んでいる隣の梅が丘団地の皆さんから、水道料金が高い、何とかしてほしい、こういう声が寄せられています。梅が丘団地の給水人口は平成18年度末現在で3157人だそうです。メーター口径20ミリ、平均使用水量20立方メートルで1711円、水道局では1354円で、357円梅が丘簡易水道の方が割高になっています。
使用水量が増えれば負担も大きくなります。現在、尾津浄化センターの建設が進み、梅が丘団地、トーヨド団地は公共下水道の接続も日程に上り、そのスケジュール等の説明会が6月には行われる予定と聞いております。
この公共下水道の市移管とあわせて、簡易水道の移管をするのが望ましいと考えますが、これまで検討を重ねてきておられることと思います。検討された内容をお知らせください。市長の答弁を求めて、最初の質問を終わります。
答弁・再質問はもうしばらくお待ちくださいませ。