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2004年3月2日(火)
連想


庭の沈丁花が、今年はもう咲きだした
この花は、暮れには蕾が見えるので、すぐに咲き出すのかと待つが、いつも春のお彼岸の頃まで待たされる

私には花で思い出す人がいる

私は、白い花、風にゆれる花、木の花が好きだが、白い花が好きなのは父の影響かとも思う 父は、白いオオデマリが夕闇に浮かび上がるのが好きだと言っていた

沈丁花を見ると、室生寺で出会った人をを思い出す
偶然電車で一緒になり、室生寺を一緒に歩き、翌日は奈良を一緒に歩いた

私は結婚が決まり、京都の友だちを訪ねた後の奈良への一人旅だった ちょうどお水取りが終わった後で、奈良の街には沈丁花が香っていた

私が亡くなり、何かから私のこと思い出してくれるなら、お墓参りしてもらうより嬉しいな