■#1■ ■#2■ ■HOME■ (BACK)

奈良 2009.2.19
◆ 筆者が奈良に行ったのは修学旅行以来。JR奈良駅は線路も高架になって新しくなっているし、史跡までの街路も小奇麗。お気楽な再訪ではあったが、古都としての存在感は小生のお気楽さとは真逆の歴史的な偉大さを伴ったものである。史跡内にはゴミ一つ無く、世界遺産としての品位を保っている。表現としてはヘンかもしれないが、観光地として完璧にシステマチックに機能するような状態となっている。参拝して歩き廻るのが極めて快適な空間。どれもこれも歴史的な建造物と美術品だが、奈良駅周辺でも恐ろしく膨大な量である。建築物は木造であり、これらを維持するのは大変で、それこそ国家的な事業である。
◆ 街中には「せんとくん」の看板が多数。一部からあれだけ批判され、通りがかりの地元の女子中学生に「せんとくんはキライ、キモい」と言われているのに、大勢としてはいつの間にか慣らされてしまっているのか?対抗している(?)「まんとくん」のポスターは1回しか見なかったし、最も無難なルックスの「なーむくん」は見かけなかった。遷都千四百年記念式典には、結局「せんとくん」が登場してしまうのだろうか?

10:20
興福寺
(東金堂と五重塔)
観光地としての古都の玄関口として、素晴らしい景観を誇っている。
11:15
人力車で東大寺まで移動
(人力車)
人力車の周回ルートについて車夫(車婦?)にきいたところ、余りよく分からなかった。と言うより、ルートを区切って乗るのでなく一日借り切って乗り回すのが基本の交通手段であると思われる。それはケッコウな金額であり、ブルジョア的な楽しみであると思った(我々はケチなので興味本位で1区間のみ)。しかし、興福寺と東大寺周辺の史跡はかなりの広さで、視界も広いので調子に乗って歩き回るとかなりキツい。それにしても、人力車を引っ張るのも重労働みたいで、下りの坂道を降りるのも大変そう。
11:45
東大寺
(盧舎那仏と如意輪観音菩薩像)
大仏と大仏殿は、本当にデカい。エジプトのピラミッドやヨーロッパの中世の教会などもそうだが、こんなにデカいものを作ろうという必要性とモチベーションは一体どこから捻り出されたものだろう。
修学旅行中の韓国の高校生や外国人観光客で混雑。集団で遺跡を巡る時のノリには、国境はない。
12:15
正倉院
外観のみ見学。宝物は展示期間外だった為か観光客が極小、外国人観光客はどこへ?帰りに日本人一組とすれ違っただけ。
12:30
二月堂
三月堂
我々と同じ観光ルートをたどる、外国人男性トリオと単独日本人女性がいた。
13:25
春日大社
13:40
志賀直哉旧居
工事中でも見学可能だったが、入らず。
14:00
奈良国立博物館
物欲しそうな鹿。人の少ない平日はツラいだろう。
20:00
Pub and Live Y&Y
時間があったので、一応地方のライブ・ハウスも見学。

奈良 2009.2.20

9:00
薬師寺
(西塔と金堂)
小雨。昨日もいた単独日本人女性観光客を発見。と、簡単に発見できてしまうほど、観光客が少なかった。平日・早朝・雨天と重なるとこんな感じなのか?
9:50
唐招提寺
残念ながら金堂は修繕中。
(鐘楼と講堂)
ここから法隆寺に行くバスがあるハズで調べたら、1時間に1本!電車に切り替える。
11:15
法隆寺
(金堂と五重塔)
法隆寺は聖徳太子が建立したと伝えられており、再建されたとされる西院伽藍も7世紀後半という古さ、古文書も飛鳥時代のものが残っている。
12:20
中宮寺
法隆寺に隣接している。中宮寺新本堂の内部を特別に公開中、誰もいないと思った奥の間で解説担当の紳士が突然ふすまを開けたのにはびっくり。
12:50
正岡子規「柿食へば・・・」の碑

■#1■ ■#2■ ■HOME■ (BACK)