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2006.12.14 - FIFA Club World Cup Japan 準決勝
クラブ・アメリカ[メキシコ] 0-4 FCバルセロナ[スペイン]

ゴール◆グジョンセン、マルケス、ロナウジーニョ、デコ
横浜国際総合競技場◆キックオフ19時20分◆雨◆観衆62,316◆主審 ルイス◆副審 ペリオ、ヤネス

GK 1 オチョア
DF 3 カストロ
DF 4 O・ロハス
DF 5 ダビノ
DF 16 R・ロハス
MF 11 ペレイラ - (後29) 22 メンドーサ
MF 18 ビジャ
MF 20 アルゲージョ
FW 7 ロペス - (後29) 8 ブオッソ
FW 9 カバニャス - (後0) 10 ブランコ
FW 23 クエバス

- サブ -
12 ベセラ
21 ナバレテ
2 ロドリゲス
6 セルバンテス
14 インファンテ
15 サリナス
13 モスケーダ
17 トーレス
19 ペニャ
GK 1 バルデス
DF 4 マルケス
DF 5 プジョル
DF 11 ザンブロッタ
DF 12 ファン・ブロンクホルスト
MF 3 モッタ - (後16) 6 シャビ
MF 20 デコ
MF 24 イニエスタ
FW 7 グジョンセン - (後21) 18 エスケーロ
FW 8 ジュリ - (後29) 2 ベレッチ
FW 10 ロナウジーニョ

- サブ -
25 ジョルケラ
28 ルベン
16 シウビーニョ
21 テュラム
23 オレゲール
32 マルク・クロサス
22 サビオラ
31 ドス・サントス

◆ かつてリーガ・エスパニョーラのバレンシアに在籍し、チャンピョンズ・リーグのファイナルへの進出にも貢献したスピード・スター、クラブ・アメリカのクラウディオ・ロペス。ゲーム序盤で決定的なチャンスを迎えたが、得点出来なかった。結局、クラブ・アメリカの攻撃は散発的なものに終始し、得点に直結するような鋭いカウンターも見られなかった。
◆ ゲームの立ち上がりは両者ともに慎重であったが、早くもアメリカとバルサの実力差が明白になってしまった。トラップとパスの精度、ロング・パスの正確さとアイディアの豊富さで、アメリカは太刀打ちできない。何とか局面を打開しようと仕掛けるが、バルサは特に中盤での数的な優位性を作り、いつもながらにボール保持率を高める。エンジンを全開にしないままバルサはアメリカを追い詰め、遂にグジョンセンが先制点。勝利する為には先制点が必要だったアメリカ、早くも極めて不利な状況に。
◆ シーズン序盤は不調だったバルサ、追い討ちをかけるようにエトーが怪我で戦線離脱。グジョンセンがトップのシステムは、一時は全然ダメなのではと思われたが徐々に機能し始め、ここのところでファイン・ゴールを連発。シャビとエジミウソンが不調で危機的状況だった中盤も、モッタが好調を持続しているので助かっている。メッシの怪我も、ジュリが健在であれば問題ない。何と言っても、ロナウジーニョが完全に復調してゴールを連発しているのは非常に大きい。それに引っ張られるかのようにデコやイニエスタまでペースを上げている。チャンピョンズ・リーグのグループ・リーグ最終節のブレーメン戦で今期のベストの内容を見せたバルサ、クラブ・アメリカに対して、格下の相手とは言え、ベストのパフォーマンスを見せる事が出来た。
◆ バルセロナは初戦から現時点でのベスト・メンバーを起用し、完全に本気である事を証明した。交替選手も通常通り。日本でも人気のサビオラだが、最近のパターンではエスケーロが重用されているので出番がなかった。ここまで実力差を見せたんだからドス・サントスくらい見せて欲しかったところだっ。バルサはゲーム内容は楽しいが、選手交代は常に手堅く遊びが全くなく、芸がないとさえ言える?だからこそ、バルサは強いのであるが。
(改訂 2006.12.16)
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