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2004.12.12
TOYOTA EUROPEAN / SOUTH AMERICAN CUP
FCポルト[ポルトガル] 0-0(PK8-7) オンセ・カルダス[コロンビア]

横浜国際総合競技場◆キックオフ19時10分◆曇◆観衆45,748◆主審 ラリオンダ◆副審 アンディノ、レアテギ

GK 99 ビトール・バイーア - GK 13 ヌノ
DF 2 ジョルジュ・コスタ
DF 3 ペドロ・エマヌエル
DF 5 リカルド・コスタ
DF 22 セイタリディス
MF 6 コスティーニャ
MF 16 ヂエゴ
MF 18 マニシェ
FW 9 ルイス・ファビアーノ - FW 10 クアレスマ
FW 11 デルレイ - FW 19 カルロス・アルベルト
FW 77 マッカーシー

GK 1 エナオ
DF 2 ロハス
DF 6 カンビンド - DF 13 カタニョ
DF 22 ガルシア
DF 24 バネガス
MF 3 ビアファラ
MF 5 ベラスケス
MF 10 ファブロ
FW 14 アランゴ - FW 7 ディアス
FW 16 ソト - FW 15 アルカサル
FW 9 デニグリス

◆ 対戦後、ポルトの選手からオンセ・カルダスのサッカーは守備的過ぎるとの声が上がった。確かにオンセ・カルダスは慎重過ぎるくらいに守備意識が強く、自分達の得点を犠牲にしても失点は抑え、出来ればカウンターでの得点で逃げ切る姿勢が見えていた。キーパーのエナオ以外でフィールド・プレーヤーで目立ったのはソトやデニグリスなど少数、ワールド・クラスのテクニシャンはいない。だが、彼らはこの戦力・この戦術でリベルタ・ドーレスを勝ち抜いたのである。サントス、サンパウロを破り、決勝ではボカ・ジュニアーズを破った。決勝もスコアレス・ドローからPK戦での勝利であった。オンセ・カルダスが勝ち続けるには、粘りに粘って、慎重な上にも慎重に戦うしかなかった。守備的と言われようがゲームが面白くないと言われようが、トヨタ・カップで勝てば世界一である。結局、最後の最後でPK戦で逆転負けを食って世界一には手が届かなかったが、オンセ・カルダスは全力を出したし、先ず得点を与えないという目標は達成した。
◆ チャンピョンズ・リーグのチェルシー戦で勝利し、少なくともシーズン開幕時の不調時からは数段良くなったポルトのコンディション。現在のポルトの実力を日本でライブで確認出来るという、貴重な機会。チャンピョンズ・リーグも厳しいトーナメント戦に入るし、ここで守備に強い相手をいかに破るかを見届けたかったが、無得点に終ったポルト。オンセ・カルダスの壁を突き破るには、強烈な個人技か完璧な連係プレーが必要であったが・・・。デコはチェルシーに去ったが、中盤にはマニシェとコスティーニャが残っており、19歳のヂエゴも絡んで、中盤はまずまずの出来。イマイチだったのが前線で、デルレイが何だか重い感じ、期待のルイス・ファビアーノにも不発。一人好調だったマッカーシーにも、良いサポートが無かった。
◆ 彼らは彼らなりに全力を出した。ポルトが5月の決勝の時の強さをキープしていれば・・・。
(記 2004.12.16)
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