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2002.12.3
TOYOTA EUROPEAN / SOUTH AMERICAN CUP
レアル・マドリード(スペイン) 2-0 オリンピア(パラグアイ)

ゴール◆前半14分 ロナウド、後半39分 グティ
横浜国際総合競技場◆キックオフ19時15分◆晴◆観衆66,070◆主審 シモン◆副審 アランゴ、ハイメス

GK 1 カシージャス
DF 2 ミチェル・サルガド
DF 3 ロベルト・カルロス
DF 4 イエーロ
DF 6 エルゲラ
MF 5 ジダン - (後41) 21 ソラリ
MF 10 フィーゴ
MF 19 カンビアッソ - (後45) 22 パボン
MF 24 マケレレ
FW 7 ラウール
FW 11 ロナウド - (後37) 14 グティ

GK 1 タバレリ
DF 2 イサシ
DF 3 セラジャ
DF 4 ハラ
DF 5 J・カセレス
DF 15 P・ベニテス
MF 6 エンシソ
MF 11 コルドバ - (後20) 9 バエス
MF 16 オルテマン
FW 8 ロペス
FW 10 M・ベニテス - (後36) 17 カバジェロ

◆ パラグアイ代表など、強力なディフェンダー陣で構えるオリンピア、堅守からカウンターで疲労困憊のレアルを窮地に陥れる、そんな場面を想像していた。一昨年のボカのパレルモのような飛び道具を備えているのか?何度か惜しいシュートを放った場面もあり、先制するチャンスもあったが、ツキがなかった。守備は確かに固かったが、今回はレアルのボール・ショーの披露につきあってしまった。全体としては、残念ながらレアルに力が及ばなかった。
◆ レアルの対戦相手としては、ローマ、ACミラン、バルセロナなどという強豪と比較すれば、確かにオリンピアは楽だったかもしれない。だが世界が注目する中、極東の地で遂に揃ったベスト・メンバー。モチベーションは低いようには見えず、逆に、連戦の疲労の中でもタイトルは貰うという、チームとしての強い意志を感じさせた。ワールド・カップで苦杯を舐めたジダンやフィーゴは、トラウマを絶ち切って雪辱を果たそうとしたのかもしれない。MVPは先制弾のロナウドが頂戴したが、このゲームでは全員が良かった。確かに、ロナウドは持ち味を発揮した。ロナウドはシュートだけでなくパサーとしても優れており、ラウール、フィーゴ、ジダン、ロベルト・カルロスなどとの連携も完璧。フィーゴのドリブル、ロベ・カルのロング・パスと強烈なシュート、ジダンの捌き、ラウールの神出鬼没の動き、全てがかみ合った時に、距離が長かろうが、ディフェンダーが密集していようが、ボールは回り続ける。中盤ではマケレレとカンビアッソとも動きが素晴らしく、ディフェンスと前線の繋ぎの役割を精力的に続けた。ロナウドと替わったグティも、ゴール感覚の鋭さを見せ、レアルの選手層の厚さを誇示した。
◆ ここのところ結果が出せないレアルだが、このゲームをキッカケとして事態は好転するかもしれないが・・・。あまりにも見事なボール・ショーは、今後も続くのだろうか?それとも、極東の夢として消え去ってしまうのか?
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