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2001.6.7 - FIFA コンフェデレーションズ・カップ 準決勝
日本 1-0 オーストラリア

ゴール◆前半43分 中田英寿
横浜国際総合競技場◆キックオフ17時◆雨◆観衆48,699◆主審 アルチュンディア◆副審 セケリー、チャールズ

GK 川口能活 (横浜)
DF 松田直樹 (横浜)
DF 森岡隆三 (清水) - 前22 DF 上村健一 (広島)
DF 中田浩ニ (広島)
MF 稲本潤一 (G大阪)
MF 中田英寿 (ローマ)
MF 戸田和幸 (清水)
MF 波戸康広 (横浜)
MF 小野伸二 (浦和) - 後10 MF 服部年宏 (磐田)
FW 西沢明訓 (エスパ) - 後35 FW 森島寛晃 (C大阪)
FW 鈴木隆行 (鹿島)

退:鈴木(後11)

GK シュワーザー
DF マスカット
DF ムーア
DF T・ビドマー
DF ポボヴィッチ
MF オコン
MF ラザリディス
MF ブレシャーノ - 後15 MF ステリョブスキ
MF コリカ
FW ズドリリッチ - 後25 FW トンプソン
FW チッパーフィールド - 後15 FW アロイン

退:ムーア(後43)

◆ 昨日の梅雨入り宣言をコバカにするような、晴天。しかし次第に雲行きは怪しくなり、競技場に接近するにつれて、冷たい風が・・・。選手入場の頃から、激しい雨が。しかも、ゲーム中には雷まで鳴り響くという波瀾。チナミに、横浜国際総合競技場の水ハケは非常に良い。水溜りが出来ない。これで梅雨時のワールト・カップも安心?
◆ オーストラリアの攻めは、雨でグラウンドの重い中で、日本にとって予想以上に厳しい。この大会の日本は好調、しかもホームで有利なハズだが、簡単には攻め込めない。オーストラリアの個々のプレーヤーにスピードは無いが(雨の為?)、的確にボールを奪い、極めて冷静につないで来る。戦術的には、日本とのレベルの差は感じられない。悪コンディションへの強さは、ラグビー選手さえ連想させる。
◆ オーストラリアの展開力は優れ、サイドへの開きがスピーディーで、日本のDF陣がクロスにはついて行けない場面も。しかし、最終的にはGK川口に救われている。オーストラリアの前線に、タレントが不足しているのにも救われた。ビドゥカやキューウェルが来ていたら、ヤられていた?
◆ 日本の攻撃を作ったのは、やはり中田だ。ローマからの移動と連戦で疲れている中、相手のタックルにもめげず、常に攻め続けた。得点になったフリー・キックは、スリッピーな芝を計算に入れてか、カベの足元を狙った。相手が逃げ腰になったのにも救われた。95年、アルゼンチン戦での三浦カズのFKからの得点を連想させた。後半の中田も素晴らしく、FW鈴木の退場の後の数的劣勢をはね返そうとするかのような、ドリブル突破とミドル・シュートを見せた。後半に10人になってからの日本は、11人の時間よりも素晴らしかった(?)。
◆ MF稲本と戸田も、クールだった。小野と波戸、これまで日本に欠けていた、コーナー方向へ流れての鋭いサイド攻撃を作っていけるか?FW西沢にはちょっと失望した。前半はダイナミックな動きを見せたが、日本が10人になって前線にスペースが出来てからは、もっと攻撃の起点として動き、仕掛けてもよかったのではないか?これではエスパニョールのレギュラーは難しい。
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