Ry Cooder Gears

 

Fender Stratcaster

60年代後期のモデルらしい。

70年代中頃からずっと愛用している。

David Lindleyよりプレゼントされたものということで

数々の改造が施されながらも現在でもメインギターとして使用されている。

べっ甲柄ののセルロイド板でヘッドの付き板、ピックガードが仕上げられている。

フロントPUには、テスコ(魂のこもった音が出る。暖かい音が響き渡る。)

リアPUには、ナショナル/スプロのラップスティール用のものに交換。

本人曰く、弦がマグネットの中を通るピックアップで、通信販売でも買えるような安物のラップに付いていたものだが、

とても美しい音が出る。

ネックは、レギュラーよりもやや広めのCシェイプとなっているが、私が握った事がある訳ではないのでどうなのだろう。

(一般的にはストラト、テレキャスターはBシェイプ)

アーム付ギターだから、裏のスプリングがリバーブを得る事が出来る。

80年代前半より愛用しているコンポーネントのStratcaster。

ボディ、ネックは60年代後半のフェンダー純正品で、ネックはDavid Lindleyより譲り受けたとのこと。

PickUpは、Front 60年代のテスコ製(TRG−1などに搭載)、Rearに50年代〜60年代のオアフ・ラップ・スティールから取り外したもの。

(製造はValco/National)を搭載している。

写真でも確認できるのは、ジャックに近い方のノブがTelecaster用?へ変更され、ストリングガイドが1個外されている。

(参考資料 GuitarMagazine 2010/Jan)

 

白いピックガードにフロントはハムバッカーPUが搭載されている時期もあった。

 

Custom Made Guitar Cooder-Caster

JacksonBrowneが所有するレプリカモデル。

Ash Body Rosewood Finger Board Maple Neck

Fender製ではなくカスタムコンポーネント製。

リアPUには、スープロラップスティールから取り外したストリングスルーピックアップ。

フロントPUには、テスコのシングルコイルが搭載されている。

Musicianでもコピーしているのが凄い。

(GuitarMagazine 2008,Novより参考)

調べているとTexasのDaveHill氏製作のCooderCasterも興味深いです。

1940年代のValco Lap SteelをRear PickUpへFrontへは50年代のDeArmand rhythm PUを搭載しています。

完全限定の商品だったとか?

 

Fender Stratcaster Prototype

1966〜67年製のプロトタイプ。

ソニックブルーのようなカラーにマッチングヘッド。

指板にバインディングが施されている。

リアPUには60年代中期のGibsonのものに交換され、ミニスイッチが増設されている。

フェンダー社より直接入手したとか。

ジャックプレートが逆向きになっているのも特徴的だ。

バウンド・ネック、マッチング・ヘッド・フィニッシュ(ファクトリー・オーダー)の仕様。

70年代より愛用しているとのこと。

67年製とされている。

改造後のPickUpは、

Frontに60年代のGuyatone製(LG−50などに搭載)、

Rearにポール・ビグスビー・ペダル・スティールに搭載されていたもののレプリカ(ポール・ウォーニック制作)

ブリッジ・トレモロ・ユニットもビグスビーに交換されている。

以前、リアPUにP90を搭載していた時期もあった。

この大胆な改造が施してあるのも同じギター?なのでしょうか。

どうやら、同じギターを大改造してしまったようです。

Fender Bajo Sexto Telecaster/Custom Shop

メキシコのバホセスト・ギターに由来するBajo Sextoギター。

30.2inchという超ロングスケールで、ギターとベースの中間的なギター。

基本的には6弦ベースとして使用するのだが、ギター弦を張ってDスケール・ギターとして使用している。

パーロイドトップ&ピックガード、バインディングという特別仕様。

Front PickUpがテスコ製に交換されている。

 

Guyatone LG-200T

1960年代の日本ギター。

当時のモデルでは、最上位機種。

シングルコイルPUx4、その左に6個のスライドスイッチはPUのコンビネーションのセレクター。

ノブは交換されヘッドのロゴも外されてかなり特徴的。

60年代中期グヤトーンの最上位モデルとか。

シングルコイルPUx4、2ch Stereo Out、24フレット仕様などが特徴。

価格は、当時¥37,000。

当時のカタログには

国産最高

エレキ

ステレオサウンドシステム

マイク4ヶ

トレモロアーム、ボリューム2ヶ

テクニカル・セレクター6ヶ

リバーブ又はトレモロ用リモートスイッチ、

24フレット

アジャスタブル・ブリッジ

アウトプット2ヶ

ステレオ演奏可能

ブラックポリエステル仕上

7mスパイラルコード入

113x34.5x6cm

ケース¥7,000

ブリッジが交換されていることが分かる。

 

Rickenbacker Electro Spanish Guitar Model B

1930〜40年代に生産されたRickenbacker Electro Spanish Guitar(41年以降は、Model Bと呼ばれるそうです。)

ベークライト製ホロー・ボディはラップ・スティールのBと同様ですが、デタッチャブル・ネックはスパニッシュ(ラウンド)タイプ。

フレットもモールデッド・フレット。

Gibson F-12

F−12は、Gibson マンドリンのフラッグシップであるF−5の廉価版として1931年にリリースされている。

Ry氏のは、48年以降の再生産期のもので50年代末までに制作されたものだとか。

後付けされたPickUpはポール・ビグスビーの6弦ギター用を改造したポールウォーニックにより制作されたレプリカ製の可能性があるとか。

Teisco SS-4L or SD-4L

SSは、ハードウッド仕様。SDはデコラ材を使用している。

Teisco Spectrum5

GuitarMagazine 1992 Jan

 

Amp

Fender VibroverbとDeluxe(5E3)。色々と改造が施されているとか。

 

Qギタープレイヤーへメッセージを

A自分より上手い人を見つけて、その人々と一緒にプレイすることだよ。

外に出て人々と一緒にプレイすることは最も大事なことなんだ。

相手の演奏を聴きながら、一生懸命プレイすることだよ。

聴くということは、演奏の一部に他ならないからね。

プレイも聴くことも、ともに最も重要なことだと言える。

だから、しっかり聴いて、そのバオで何が起こっているかを聴き取れるよう、耳を訓練しなきゃならないのさ。

 

クラレンスの演奏を観て、フラットピックは向いていないと思い、ピックは使わないことにしたそうです。

試行錯誤に長い時間を費やしたな。しかし、「学び」とはそういうものだ。

ジョセフ・スペンスの1stを聴いて「これだ」と思ったね。

ブラインド・ブレイク、レヴァランド・ゲイリー・デイヴィスを学んだりしていた。

ブラウニー・マギーなど60年代にはブルースマンにしょっちゅう会ったな。

僕は何ひとつ知らなかった。

しかしもちろん、もし賢いなら、素早く状況を判断して、可能な限り最善を尽くせば、おそらくその状況を切り抜けられるはずだし、

そうこうしているうちに、うまく行く方法を学ぶことができるようになる。

しかし、短絡的に物事を知ることはできない。やはりそれなりの下地がなければならないのさ。

それさえあれば、ある日、突然目の前が開けるんだ。

 

Martin D-18がメインだったな。このギターは15〜16歳の時に手に入れたもので、これもあまり良いギターとは言えなかったけれど

少なくともD-45みたいには重たくなかったので、あの頃はかなり頻繁に使っていたよ。

Martin D-45(69年 s/n 244714)

たとえ、ガット弦を張ったとしてもあまり好きじゃなかった。

しかし、PUを付ければ、ステージでのボトルネックには使えたね。

少なくともチューニングは狂わないし、丈夫だから壊れたりはしないよ。

僕は、もの凄く古い00-18も持っているんだけど、それすら好きじゃないのさ。

参考資料 Acoustic Guitar Magazine Vol8

 

Martin 000-18

Gibson J-200

 

Back