Rickenbacker 4001S
リッケンバッカー・ベースの歴史は1950年代後半、モデル"4000"に始まる。
ボディ・シェイプは波をイメージにデザインされたことから、サーフウェイブ・ラインとも呼ばれ
その基本シェイプは現在に至るまで変っていないそうです。
ポールは、65年夏のアメリカ公演中に手に入れてから、レコーディングを中心に使用する。
ウィングスの頃は、ハイ・ゲインに交換し、ピックアップ・カバーは外している。
リッケンバッカーを使い始めたきっかけは?
ポール
リッケンバッカーしが「使ってみないか」ということでプレゼントしてくれたんだ。
これもいいベースだったね。僕にとっては若干ネックが太いけど、とても安定している。
ヘフナーはこれに比べると、ちょっとピッチが甘いところがあるんだ。
特にハイ・ポジションになるとね。それでもサウンドは気に入ってるんだけど。
だから、ヘフナーではあまり高音は出さないようにしている。
1965年の8月、2度目のアメリカ公演で64年製のリッケンバッカー4001S FGをプレゼントされ、
レコーディングで使い始めるそうです。
メイプル・ボディ、スルーネック、アフリカン・ローズウッド指板、2ヴォリューム/2トーン。
ビートルズが、1966年にライブ活動を止め、レコーディングに専念するようになってから活躍するベース。
Wings時代になるとポールのメイン・ベースとなります。
このベースは、67年にサイケデリックにペイントされた後、ナチュラル塗装(1969年頃)になったとのこと。
また、本来はとがった部分のあるカッタウェイを、丸くしてしまいました。
ヘッドは、右用のシェイプのままです。
リッケンバッカー・ベースはブリッジ近くにセットされたミュートが独特のサウンドを演出するとか?
「Revolution」のプロモーション・フィルムでは、ヘフナーにスポンジでミュートしていたとか?