Hofner 500/1
ハンブルグの小さな楽器屋が1軒あって、そこにバイオリン形のベースを見たことがある。
ポール曰く、左右対称だったのが逆向きにしてもおかしくなかったので気に入ったとか?
ポンドでおよそ30ポンド(当時ですら、かなり安い値段)で即金で買ったそうです。
ギターのように軽るかったおかげで、12fの高音をたくさん使ったメロディアスなラインをプレイすることができたそうです。
ポールが最初に手に入れたベース。
西ドイツのカール・ヘフナー社製、500/1モデル。
ポールの前任者、スチュワート・サトクリフもヘフナー500/5を使っていたり
ジョン・レノンがClub40、ジョージがPresidentを使用していたことから、当時はポピュラーな楽器メーカーだったのかもしれません。
スプルース・トップ、メイプル・サイド/バック、メイプル・ネック。
PUがフロントとセンターにセットされ、ヘッドは縦文字で"HOFNER"と書かれ、
ボディはアーチド・トップ/フラット・バック。
また、61年からはそれまでのシングル・コイルからハムバッキング・ピックアップが採用されている。
1961年製のベースは、1963年まで使われるが、壊してしまったために(一時フロント・ピックアップをテープで補強して使用)63年製を2本目として、この頃入手する。