Epiphone FT-79N Texian(1964)

(1965年9月12日 エド・サリバン・ショーでポールはTexanを抱えYesterdayを披露する)

 

ポールのオリジナルEpiphone Texanは、本体60年代のGibson J-45と同じような仕様だった。

基本的に古典的Gibsonのラウンドショルダー・タイプの度レッドノート型をしたマホガニー・ボディのギターだった。

当時のテキサンは、ミシガン州カラマズーにあるGibson工場で同じ職人によって作られ、175ドルというJ-45と

まったく同じ値段で売られた。

ポールのTexanは、1964年5月23日だ。

Gibosnの出荷台帳にはFT-79Nという公式のモデル・ネームで記帳されている。

「FT」はフラットトップのことで、「79」は、1940年代当時、J-45に79ドルの値段が付けられていたことに由来する番号が引き継がれたものだった。最後の「N」はナチュラル・フィニッシュを表している。

参考:Walter Carter(訳:沼崎さん)

J-45と非常に似たボディ・シェイプですがTexanの方が長いスケールを採用しています。

ブリッジ・サドルはセラミック製で、弦高調整が容易な可能なアジャスタブル・タイプ。

ブリッジ・ベースは木製ではなく、樹脂成型品。ボディ内部よりネジで固定されているため、

通常のGibsonにあるストリング・ピン横にあるパールドットはない。

のちに改造され、ブリッジベースのサドル穴を埋め、通常のサドルのようなアジャストできない細いタイプにし、

さらに1弦、3弦には補助サドルを追加し、オクターブが合うように補正を図っている。

Epiphoneは、50年代後半から70年前半にかけてギブソンの工場で製造されていました。

 

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