Neil Young's Gear
Q.オールド・ギターのどんなところが特別なんでしょうか?
魂が存在するんでしょうか?
A.そうなんだ。ギターで演奏されたあらゆる音が、その中に
留まるんだよ。それがギターと共鳴するだけでなく、木材にも残るんだ。
ギターが経験してきた全てが、ギターを構成する要素となるのさ。
手に取って、それが経験したもの全部を引き出してようやく、
本当に持っていると言えるんだ。
(interview by Marcel Anders)
Q.今まで出会ったギタリストの中で最も大きな感銘を与えてくれたのは誰ですか?
A.俺のフェイバリットは、最高のギタープレイヤーであるバート・ヤンシュだね、エレクトリック界の最高峰がジミだとしたら、
バート・ヤンシュはアコースティック界の最高峰だ。
(2003年12月GuitarMagazineより)
Martin D-45
バッファロー・スプリングフィールド時代から愛用している。
NeilのD−45が再生産のモデルで68年製と思われる。
ブリッジのサドルは、オクターブ調整がされている。
ピックガードは交換されている。
67年に入手したもの?という資料もある。
D-18は、自らマネージャーの事務所から盗んできたものだと公言する戦前のD-18、及びD-28だ。
いずれのギターにもフラップピックアップがふたつ取付けられている。
(一方は1弦から3弦寄りに、もう一方は4弦から6弦寄りの内部)
参考資料:The Guitar(Player10月別冊) 、Player 1993 Feb
Martin D-18
1956年以前のもの。
指板、ブリッジにはエボニーが使用されている。
この仕様は、1956年までの仕様。
ブリッジのサドルがオクターブ調整のため、改造されている。
Martin D-28
ボディバインディングに、ヘリンボーン仕様。
最大の特徴は、ヘッドストックのロゴ。貝のインレイによるバーティカルロゴ
45〜46年製のヘリンボーン最終期と考えれるそうだ。
ブリッジ、ピックガード、ペグは交換されている。
Martin D-28
Gibson J-200
Gibson Les Paul
数々の改造が施されているNeilのLesPaul。
ゴールドTopをブラックへリフィニッシュ、
ペグはクルーソンをシャーラーのM6へ
アジャストカバーをクローム・メッキのものに交換。
Front PUはオリジナルながら、カバーをクローム・メッキのものに交換。
Rearは60年代前半のファイアーバードのものにエクカッションごと交換。
ピックガードもプラスティック製からクローム・メッキの金属製へ、
ブリッジ/テイル・ピースはGibson製のオールド・チューンOマティック
とビグスビー・ビブラートへ交換。
ヘッドには、通常のLesPaulモデルにはないクラウン・インレイが入っている。
また、コントロール部にはMini SWが増設されている。
全体から53年から57年製だが、本人によると53年製。
オールド・ブラック
53年製のGoldTopを黒く塗り替えて、テイルピースをトラピーズからビグスビーに交換したもの。
のちにギターテクのラリー・クラッグにより、RearPUがファイアーバードのミニ・ハムバッカーに載せ替えられた。
60年代後期からメインギターであったが、近年GoldTopへ譲っている。
(2003年12月GuitarMagazineより)
1972年からギターテクを務めるラリー・クラッグによれば
昔、ニールがオリジナルのブリッジ・ピックアップを失ったところから話は始まった。
そこで、当初ははしょきのグレッチと同じディアルモンドが載せられたんだ。
ニールはその状態のOldBlackを2年ほどプレイしていたよ。
その後、ファイアーバードのクローム・ピックアップに載せ替えてからは、ずっとそのままだ。
Gibson Les Paul Gold
Gretch White Falcon
Fender Stratcaster
Harmonica
Green daleインタビューより
Banditのチューニングについて
Neil 事実上はCのキーのドローンB♭なんだ。
すべての弦を4度下げた上で,1弦と6弦はそこからさらに半音下げた。
スタンダードに比べると、相当な低さだよ。
53年のレスポール・ゴールドトップは、一切改造を加えられていないギターだ。
これは俺の新たな旅立ちを意味しているんだが、分かるかい?
その他の機材について
1959年製 Fender Tweed Deluxe
MXR Analog Delya
Mutron オクターブ・ディバイダー
Boss Flanger
スプリングを交換したオールドのフェンダーリバーブユニット
弦 ディーンマークレー 010-046 SLP