Mark Knopfler
(GuitarMagazine誌、02,NOVより)
子供の頃は人の真似をしていたけど、同じリックを何度も何度も弾くということはせずに、その曲のスピリットを汲み取るようにして、
そこから自分なりのプレイを作っていったんだ。単なるコピーじゃなくてね。
Qあなたのような独創的なギター・スタイルを築き上げるためにどうすればいいのでしょうか?
A僕は以前、ギターを弾きながら眠ってしまうことがよくあったんだ。
ひじ掛け椅子はあまり良くない。しまいには床に転がって、ギターの下敷きになってしまうからね。(笑)
指は動いているんだけど、眠ってしまっているんだよ。このことをチェット・アトキンスに話したら、
彼も同じことをしていたということだった。すべてはそこから始まるんじゃないかな。
とにかく、たくさん弾き込まないといけないと思うよ。
(GuitarMagazine誌、01,FEBより)
フィンガーピックングの練習は、基礎からの積み重ねが大切なんだ。
まず1拍子、そしてビブラートを使った4拍子、という風に、ゆっくりでいいから
確実に6弦を親指で弾く練習をし、その後、高い方の弦も絡めて練習する。
そこまでできたら曲に移るといい。このようにしてピアノを弾くようにピックングできるようになれば本物だ。
Q今でも1日60時間は欲しいと思っていますか?
A僕は、今でも1日60時間必要だよ。
やるべきことが多すぎて、自分のギター・プレイを磨く時間が取れないままだからね。
今朝、アメリカにいた友人からスケールの教本が送られてきたんだ。
『練習を始める前に、指の図解をよく見るように』というメッセージつきだったので、改めて運指に使う4本の指をじっくり見たよ。
これから勉強し直したい課題のひとつなんだが、そのための時間がなかなか取れないのがかねてからの悩みだね。