Joe Bonamassa Words
Qあなたにとって、ギターコレクションの醍醐味とは何ですが?
A手に入れて、機会をみつけて実際に使う楽しさという以外に、ヴィンテージ楽器の所有者になることで、伝統を未来に伝える役割を担うというところにも、
コレクションの醍醐味があると思う。
その一方、自分はあくまでも一時的な所有者でしかないわけで、100年後の所有者のために歴史的な銘品を大切に保管するという責任も負っているけどね。
ギターを実際に使いながらも、しかも大切にしておくことが肝心なんだ。
Q200本のギターと50台のアンプを管理するのは大変だと思いますが、実際のメンテナンスはどのようにされていますか?
A楽器はすべてきちんとした保管庫にしまってあって、少なくても1年に一度は弾くようにしている。
弾いたついでに埃をきれいに払って、弦はギターテックが交換してくれているよ。
Q数が多いから、全てギターを1回ずつ弾くだけも、けっこう時間がかかりますね。
Aそう。最低でも2週間はかかるね。(笑)
Qそれだけでも大変な作業ですね。
では、あなたにとってギターとは、どんな存在ですか?
A僕にとってギターは、所有者の感情の延長線上にあるものなんだ。
まったく同じギターでも、良い弾き手に恵まれれば強い説得力を発揮するし、
悪い弾き手に当たれば相手をイライラさせるだけの代物になってしまう。
逆に言えば、良いギターも悪いギターでも、エリック・クラプトンが弾けばエリックのサウンドになる。
ギターっていうのはそれぐらい弾き手に左右されるものなんだ。
だからこそ、ギタリストが様々な個性を発揮できるわけで、そこにギターの真の素晴らしさがあるんだと思う。
Qあなたのように、ギターを通じて素晴らしい表現のできるギタリストになるには、どうしたら良いのでしょうか?
Aまず情熱を持つことと、自分を素直に表現するように努力すること、
常に自分が本当にやりたいと思う音楽をプレイすること、そしてどんな状況にも対応できるようにすることが大切だと思う。
参考資料 2008,Oct Player