BB Kingの言葉
私はいつもギターの練習をして本を読んで勉強する。
ギターを握るたびに何かしら新しいものを作ろうとする。
必ずね。
若い人から学ぶこともあれば、自分自身から学ぶこともある。
すべてを学んだ人はひとりもいない。
人よりちょっと先に行く程度に学ぶことはできるが、
すべてを学ぶことは絶対にあり得ない。
誰もが何か新しいものを作ろうと努力しているはずだ。
ブルースはベーシックな音楽だからといってテクニックは不要ということにはならない。
12小節で3つのコード・チェンジしかないから非常にうまくないとダメだ。
ただ音を出すんじゃなくて、そこに自分を入れ込むんだよ。
ブルーズをやるのにミシシッピで生まれて綿詰みをやらなきゃダメということではない。
だが、自分自身を入れ込まなくてはならない。
そのためには毎日練習すること。
1日中やる必要はない。宿題も仕事もできなくなってしまうからね。
1日30分くらいなら時間も作れるだろう。それを毎日続ければ、きっとうまくなるよ。
譜面を読むことは、どんなミュージシャンにとっても役に立つ。
私も得意とは言えないが、譜面を読む。
あらゆるものを少しずつでも学ぶことが重要だ。
私でもこれだけ学べるんだから、若いミュージシャンたちはもっと学べるはずだということを強調しておきたい。
自分自身のプレイをすること。
気に入ったプレイヤーの演奏をよく聴くこと。
私は、”盗む”という言葉は使わない。
いいところをちょっとずつ”借りる”んだよ。
そして、自分のプレイに加えていく。
練習は大切だ。
古い笑い話で、ある若い男が年配のミュージシャンに”カーネギーホールへはどう行けばいいのですか?”
と尋ねたら、ミュージシャンは”練習しろ”って答えたという。
でもそのとおりなんだ。練習して、自分らしくあること、本当にそれだけだ。
(参考資料:2008,Mar GuitarMagazine)