SLAPD-DNSSRV

Section: File Formats (5)
Updated: 2005/11/18
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名前

slapd-dnssrv - slapd の DNS SRV 紹介バックエンド  

所在

/usr/local/etc/openldap/slapd.conf  

説明

slapd(8) の DNSSRV バックエンドは DNS (Domain Name System)に保持された SRV リソースレコードを基にした 紹介(referral)サービスを行います。

このバックエンドは実験用です。  

設定オプション

DNSSRV バックエンドはバックエンド固有、データベース固有のディレクティブ を持ちません。設定は単純に "database dnssrv" と書いた後に接尾辞のディレクティブを suffix "" などと指定します。  

アクセス制御

dnssrv バックエンドは slapd.access(5) に説明のある ACL セマンティクスのすべてにしたがっているわけではありません。 実際のところ、このバックエンドは manageDSAit 制御(RFC3296)を使った 検索操作 search だけを実現しています。 その他の操作については、適切であれば紹介を返し、さもなければエラーを返します。 現在のところ、ACL で紹介を返す条件を指定する手段はありません。 アクセス制御は実現されておらず、唯一の例外は返すエントリへの read (=r) アクセス権ですが、これはフロントエンドによって実現しています。ただし、 このバックエンドによって返す情報は DNS をとおして集められるものなので、 公開情報と考えられます。  

関連ファイル

/usr/local/etc/openldap/slapd.conf
デフォルト slapd 設定ファイル
 

関連項目

"OpenLDAP Root Service - An experimental LDAP referral service" [RFC 3088],
"OpenLDAP LDAP Root Service" <http://www.openldap.org/faq/?file=393)>,
slapd.conf(5), slapd(8)  

和訳

稲地 稔 <inachi@kkd.biglobe.ne.jp>


 

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