SLAPPASSWD

Section: Maintenance Commands (8C)
Updated: 20 August 2000
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名前

slappasswd - OpenLDAP パスワードユーティリティ  

書式

/usr/local/sbin/slappasswd [-v] [-u] [-s secret] [-h hash]

 

説明

slappasswd は、 ldapmodify(1) あるいは slapd.conf(5) の rootpw 設定ディレクティブで使える userPassword 値を生成するために使われます。  

オプション

-v
冗長モードにします。 -u RFC2307 userPassword 値を生成します(デフォルト)。 このコマンドの将来バージョンではデフォルトで別のシンタックスのものを 生成するようになる可能性があります。このオプションは上位互換性の ために提供されます。
-s secret
指定のパスワード secret をハッシュ化します。 このオプションを与えなければ、ハッシュ化するパスワードを 入力するためのプロンプトを出力します。
オプション -h を指定する場合、次の RFC2307 スキームのいずれかを 指定できます。 {CRYPT}, {MD5}, {SMD5}, {SSHA}, {SHA}. デフォルトは {SSHA} です。

 

制限

ハッシュ化したパスワードを実際に userPassword に格納することは、 標準(RFC2256)のスキーマ仕様に違反しており、相互運用性の障害に なる可能性があります。ハッシュ化したパスワードを保持する新しい 属性が必要とされてます。  

セキュリティ上の注意事項

パスワードをハッシュ化しておいても、プロトコル転送中の パスワードは保護されません。LDAP 簡易認証を使う前に TLS その他の盗聴防止機構を検討すべきです。 ハッシュ化したパスワード値は、それがクリアテキストの パスワードであるかのように保護すべきです。  

関連項目

ldappasswd(1), ldapmodify(1), slapd(8) slapd.conf(5)

"OpenLDAP Administrator's Guide" (http://www.openldap.org/doc/admin/)  

謝辞

OpenLDAP は OpenLDAP プロジェクト (http://www.openldap.org/ )が開発/管理しています。 OpenLDAP はミシガン大学の LDAP 3.3 リリースより派生しました。  

翻訳者

稲地 稔


 

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翻訳者

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Time: 19:03:55 GMT, January 06, 2001