Caliber M50E     Home

京商のキャリパーM50を電動改造しました。

Technical data(2003.04)
全長 1395mm
全高 410mm
全幅 180mm
メインローター径 1,360mm
モーター Plettenberg HP300/30/A4 Heli
コントローラー SCHULZE Future32.55
ギヤ比 11.54:1:5
サーボ CCPM FUTABA S9252*3(A*2)、ラダー FUTABA S9253
ジャイロ FUTABA GY401
受信機 JR NER-800
バッテリー RC2400 28セル(1,680g)
ヘッド1 コレクト BRローターヘッド30 スタビレス
ヘッド2 純正
メインローター1 ジグソーGP-4 600mm 3枚(130g*3)
メインローター2 K&S KMC-600
テールローター K&S CT60EV(60用)
機体重量 2,600g
全備重量(ローター含む) 4,700g(28cell)


2003.04.18
純正ヘッドでフライト、ついでにローター回転数も計ってみました。距離は10m以内のホバリングに留めます。
1350-1400rpmでホバリングしています。垂直上昇させてもあまり変動しませんから、ガバナーには余裕があるようです。
ただ上昇はすこし緩いです。
電源の問題解決はまだできていませんが、リチウムポリマー電池に期待を掛けています。
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2003.04.13
なんと50m離れたところでノーコンで墜落。修理後の距離テストで、送信機のアンテナを縮めた状態でなんと5mで届かなくなることに気が付きました。
BECをバッテリーに替えると30m以上届きますので、どうやらDC-DCコンバーターに問題があるようです。
純正のPCM受信機でしたので安心しきっていました。

あまりにフライトの間隔が空いてしまうので修理ついでに純正ヘッドに戻しました。テールも50サイズに戻しました。
電源の問題が解決するまでスタビレスはお預けです。
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2003.02.07
Future32.55のガバナーモードでスロットル37%、ギヤ比は11.54:1で飛ばしてみました。
ローター回転も低めなので、浮かないと思いきや、なんと軽々と浮上!そのまま普通にホバリングしてしまいました。
上空にはまだ上げていませんが、この分だともう少しギヤ比を上げてもいけそうです。
フライト時間はこれまたびっくりの11分ジャスト。2回飛ばしましたが、ほぼ同じでフライトには余裕がありそうです。
これなら、4/5Cセルでも8分飛びそうですから、4/5Cセルの28セルで420g軽量化してローターを660mmにすると60フルサイズで4300g。
かなり面白い飛びになりそうです。でもローターを買うお金が無い(T_T)
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2003.02.01
本命のコントローラーFuture32.55がきました。
Future32.80Fを間違えて購入するというポカをやってしまって遅れていたのですがやっと入手できました。
ガバナーモードで使いますが、回転数が入力信号に比例するので設定がやりやすく、ギヤ比の追い込みができるようになります。
機体は、60Tのカウンターギヤーに交換しました。ギヤ比は11.54:1になります。
テールパイプを60用に変更しました。重心を合わせるためにバッテリーケースを前にずらすなど、大改造になりましたが、重量増はほとんどありません。ローター以外は60フルサイズになりました。ヘッドが30用ですから、軽量化しないとローターは伸ばせませんね。飛びが楽しみです。

2002.12.03
黒川さんのはからいで、菅さん、東内さんと一緒に飛ばす機会ができました。アイレベルのホバリングのみでしたが、実物を見ていただくことができました。
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2002.10.18
コントローラーをヘリモードに設定してフライトしました。ガバナー機能が働きます。
ガバナーといっても浮上直前の0ピッチ付近では、回転がかなり上がります。ピッチが増えて負荷が増えると回転が安定するようです。
ホバリングでは回転が高すぎるようですがホバは問題なく、低空での8の字旋回はできるようになりました。
少しスピードを出すとスタビレスのクセと言われる頭あげが見られます。風の強弱でも機体が傾きます。
機体の動き出しが早く、打ちミス即挙動に出ますので怖いです。気が抜けません。
高回転で回る3ローターは風によって共鳴し、まるで実機のセスナのプロペラのような音がします。快感!
フライト時間は6分で、前回より縮みました。20A程度流れているようです。もう少しギヤ比をあげて、ローター回転を下げても良いように感じました。8分は飛んで欲しいです。
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2002.10.10
テールローターを60用に変更しました。ジャイロゲイン100%でハンチングはしませんがなんとかラダーは押さえられているようです。風が強かったのですが、プロポのセッティングでなんとかホバリングは安定するようになりました。 フライト時間は7分15秒で測定値(16A)とぴったり一致します。
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2002.09.16
テストフライトの様子です。直流電流の測れるテスターを抱かせています。
風が強くて参考になりませんが、スタビライザーとはよく言ったものですね。
EPコンセプトの不安定さで50クラスの大きさですから怖いのなんのって・・トラッキングでさえ見れないんだから・・
ラダーがほとんど効いていないようです。ホバリングで16Aでした。
初フライト



各部の様子
モーターは、Plettenberg ElektromotorenのHP300/30/A4 Heliです。
シャフトは5mm。
冷却用のファンとケースには放熱フィンが付いています。
駆動系です。
モーター側のプーリーは、純正のクラッチベルから切り出して、グライダー用のペラ固定用のコレット・チャックで固定しています。
ベルトは三ツ星ベルトのS3Mです。純正(奥)より少し長いもの(S3M339)に変えています。
BECは、DATELのDC-DCコンバーター
UHE-5/5000-Q48です。
入力18-75V、出力5V、5A、47g
ヘッドは、コレクトのBRローターヘッド30です。スタビレスですよー!
スワッシュは、マルチスワッシュプレートです。
ピポットボルトはなるべく長いものを使って舵への比率を下げています。
カーボン板でリンクを延長しました。エルロン60%、エレベーター60%、ピッチ60%になってトルクが有効に使えます。ピッチは、-9度〜+14度。
テールは5mmのカーボンパイプ(K&S)でリンクしています。
3ローターの反トルクは強大で純正の50用では舵が効かないので、テールローターを60用に変更しました。
それでもジャイロゲインは100%でハンチングを起こしません。テールパイプの延長が必要かもしれません。
完全に60クラスですね。
キャリパーはラダーフレームなのでバッテリーが固定し辛いです。
グラスとカーボンをエポキシ樹脂で固めてバッテリー固定用の枠を作り、フレームにねじ止めしました。

モーターにはペットボトルの底から切り出したファンカバーを付けました。
キャノピーは純正デカール仕上げです。デザインはGOOD!!
熱がこもりそうなので穴を開けたほうが良さそうです。

悩んだ挙句、バッテリーの固定はガムテープです。青色でちょっとだけお洒落^^;

アンテナの固定には釣具屋で買った100円の穂先を使いました。

軽量化について
フレームは純正のカーボンフレームに交換し、重心はバッテリーで調整できるので、メカプレート部分は切り取りました。-50g。
ネジは、ナットを使うものは、ジュラルミン製を使い、それ以外はチタンヘクサボタンビスを使いました。力のかかる駆動部分は炭素鋼キャップボルトを使っています。-50g
シャフトは最も重いパーツです。
メインマストは、シャトルスカディ用の中空マストを純正より15mmカットして使用しました。-30g
エレベーターコントロールシャフトはチタン製に変更しました。-10g。テールアウトプットシャフトも交換可能ですが、曲げると高いので見送っています。
フライト中は、スキッドの強度は必要ないとの判断で、JRの30用に交換しました。折れないように毎度点検が必要です。-30g
キャリバーのフレームは十分軽量ですが、メインプレートをちょっとだけ肉抜きしてみました。-10g
電動化で、クラッチとファンが無いので150gは軽くなっています。
受信機用電源は50gのレギュレーターを使用していますから、バッテリーより100g程軽量です。
合わせて500gぐらいは軽くなったかな?・・・まあバッテリーが+1600gだからねぇ・・

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