コンテナ苗
JFAマルチキャビティコンテナ苗 150cc
コンテナ苗は暑い夏でも活着率が良く、伐採作業と同時に一貫作業で植林が可能です。

林野庁が勧めています低コスト造林事業で最近注目されています。


通常苗とコンテナ苗の比較表

通常苗(裸苗) コンテナ苗
生産コスト 畑で育てる為、必要経費が少ない。ただし、広い畑が必要。
夏場の除草作業が楽。散水設備、ハウス、培土、コンテナや機械など償却すれば裸苗近くまで下げる事が可能
作業性 きつい畑仕事なので新規参入しづらい
畑が無くても小さいスペースで工場生産可能。ハウスなら雨でも作業可能
苗の形状 根や枝張りが良く、幹も太い
根はコンテナサイズ、枝張りが悪く、幹が細い
苗の重さ 桧なら300本で20kgほど
150ccなら通常苗の二倍程度、300ccなら現場が林道の近くでないと持ち運び困難
植林時期活着性 新鮮な苗ならほぼ活着する。その為には1回の出荷単位を2000本〜3000本にする必要がある。
ほぼ100%活着する。掘り取りから数日たっていても根が乾かずに枯れない
夏場の活着性 桧なら前日掘り取り出荷で活着率が高い。杉はほぼ付かない
高温時でも枯れにくい。
植林作業性 急斜面やごつごつの所、また担いで登る所ではこちらの方が良い。ベテランならこちらの方が早いかも
現場が林道から近く、平らで穴が開けやすい所では効率が良い。素人でも簡単に植林ができる。
初期の成長性 幹が太く、根が広がっている為、初期の成長がとても良い
通常苗とくらべ活着は良いが初期成長が若干遅い。
考察 植林時期に植える場合、苗の品質が良い為こちらをお勧めします(ただし新鮮な苗に限る)。 作業員が現場まで担いで登る場合はこちらの方が良い。
伐採と同時に植林する一貫作業の場合や夏場の植林はこちらの苗を使う必要がある。また、穴を空けて差すだけなので素人でも植林しやすい。

杉,桧,苗木,コンテナ苗,特定母樹,エリートツリー,第二世代精鋭樹