パワーチェック |
M3の最高出力はカタログスペックで343PS。
しかし実際はどうなのか?本当にカタログ通りのパワーが出ているのか?
カタログには立派な数字が書いてあるのに実際に計測してみたら・・・なんて話は珍しくない。
それに来週はマフラーを交換するのでその前にノーマルでのパワーを知りたい。
という訳で今日はSAB東雲でパワーチェックしようと決めていた。
この日の為に先週はオイル交換したし、計測中の様子をビデオに撮ろうと、
ビデオカメラとナンバーを隠す為の紙とテープを持参したり用意は万端である。
ギ・ギヤがぁ〜!?
そして予約していた13時になり、いよいよ計測開始〜
ところが!ここで問題が発生した。
ギヤが入らないのだ。
当然、シャシダイのローラーを回せない=計測出来ない。
ということになる、なんでだろう?
ここでフト思い出したのが、SMG2の安全装置のこと。
たしかボンネットが開いてるとエンジンがかからないと聞いたことがある。
エンジンはかかっているので症状は違うけど、ボンネットが開いてることで、
何らかの安全機構が働くのは確かである。
パワーチェックではエンジン回転数のデータが必要ということで、
計測用の機材をセットするためにボンネットを開けたままで行うのが一般的らしい。
しかし、M3のSMG2は出来ないようだ。
「ボンネットを閉めた状態で計測はできないの?」
とSABのスタッフに尋ねると、トルクの計測は出来ないけど可能だという。
まぁ、最高出力が分かればいいということで計測をお願いすることに。
そして機材を外してボンネットを閉めると、やはりギヤは入った(^^!
すげ〜音!
いよいよ計測が始まる。
もの凄い轟音が響き渡り、「こりゃすげー」と思いながら見てた。
パワーチェック中の迫力は25Rの上をいってる気がする。あまり憶えてないけど(^^;
ちなみに轟音と言ってもローラーの回転音ばかりで、排気音なんて聞こえやしない。
やっぱりノーマルだからカナ?25Rはイイ音してたな・・・ ( ̄-  ̄ )
まだ問題が
ギヤの問題が解決して無事に終了したかのように思えたパワーチェック、
だが実はまだ問題があった。計測を終えて運転席から降りたSABのスタッフが言った。
「エンジンが7千回転の少し手前までしか回らない、リミッターが効いてるみたいです」
( ̄□ ̄;)!!
M3はエンジンはレッドゾーンが8千回転から。
だから7千回転の手前でリミッターが効くことはない。
あと250km/hでスピードリミッターが効くのだが、
計測時は5速で200km/hちょいしか出ていない。
公開されていない何かの安全装置が働いているようである。
それにしては7千回転弱、約200km/hというのは不自然な数字だけど。
安全装置ならもっと早い段階で効くような気がする。
これはお手上げである。
試しにもう一度だけ計測してもらったが、やはり同じような結果に終わった。
ちなみに記録は322PS
もし8千回転までキッチリ回っていれば・・・
M3のエンジンは最高出力を7900回転で発生する高回転型である。
きっとカタログ値に近い数字を記録したはずだ、うーん無念(T_T)
後日談
今回の原因についてスタディで聞いてみたけど、E46シリーズは
後輪のみが回転している状態をコンピュータが異常と判断してしまう為、
シャシダイの計測ができないという話だった。
そう言えばパワーチェック後、ABSの警告灯と謎の警告灯が点灯していた・・・
100mほど走行したら消えてしまったのであまり気にしていなかったけど(^^;
ついでにディーラーにも行って、コンピュータに記録されたエラーを調べてもらったが、
やはりスタディで言われた通りのエラーが記録されていたので間違い無さそうである。
さて困った。
何らかの方法でこの安全装置を解除する方法が見つからない限り、
今後、パワーチェックをやる意味が無くなってしまう。というかやらない。
パワーチェックは楽しみのひとつなのにぃぃ(ToT)