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苗床 日当たりのよい場所へ肥料を少量混ぜた土を入れ、種まきをする。
上にビニールを覆う。発芽から移植までは乾かぬように水をやる。
高温の日には直接日光に当ててやる。
種子消毒 ベンレート等の殺菌剤に一昼夜漬けて種子を消毒する。
芽出し 発泡スチロールのトロ箱の底に水抜きの小さな穴を幾つか開け、川砂を入れて平らにする。
その上に種を並べ、上から砂を均一に掛ける。
上を濡れた新聞紙で覆い乾かない程度に水をやる。
発芽したら新聞紙は取り除き温度管理に気を付けながら育てる。
本葉が出始める頃にポットに移植する。
腐葉土もしくはバークをすきこんだ土を用意し、ポットに6分目入れて
その上に根を傷めないように苗を乗せ、更にポットの上部まで土を入れ足す。

※ポット用の土に化成肥料は混ぜないこと。

畑作り 日当たり風通しのよい場所を選び、消石灰か草木灰を入れて耕す。
10日以上経過した後に畝(幅80センチくらい高さ10センチくらい)を作る。
定植する位置(株間1メートル以上)を決めて、直径・深さともに50センチくらいの
穴を掘り、堆肥・元肥を施す。
元肥  鶏糞400c
     油粕300c
     化成肥料200c
     堆肥1000c

追肥  鶏糞50〜100c
     油粕50〜100c
     化成肥料50〜100c
高さは手の届く位置に作ると後の管理が楽である。
定植 本葉5〜6枚に伸びた頃に元肥を施したところに定植する。
寒い地方では霜に注意。
人工授粉 夕方、又は早朝雄花を切り取り花びらも取って、直接雌花に花粉を付ける。
摘芯・整枝・摘果 脇芽は棚の上部に届く手前の2つを残してかき取る。
残した2つを子蔓として伸ばす。親蔓は棚の上部に達したら摘心。
子蔓も7,8枚目までの葉の脇芽はかき取り、
その先の2つを孫蔓として伸ばし、
10枚目の先で摘心。以後これを繰り返す。

子蔓から出た孫蔓に結実させる。結実したものの中から良形を選んで育てる。
千成り、百成りは摘芯・整枝・摘果は必要なく、棚に這わせて多く実らせれば良い。
大瓢・長瓢は1本の苗で3個程度にすれば良形がとれる。
薬剤散布 病害虫それぞれに適した薬剤がありますのでお近くの農協等にお問い合わせ下さい。
当方で使用のものについては「栽培日記」等でその都度記述の予定です。
水漬け 最初に果梗を切り取り、その太さにドリル等で穴を開ける。
容器に入れて浮き上がらないように蓋をして重しを掛け水を注ぐ。
水洗い 7〜10日目(気温が下がってきたら3週間程度)に取り出して、表面をたわしで擦り、
表皮を取り去る。
果中の腐った実や種子を取り出して、綺麗に濯ぐ。
清水で洗った後、一昼夜清水に漬けておけば臭みが取れる。

※中身が腐った目安は表皮がスルッとむけやすくなった状態。

乾燥 直射でも陰干しでも良いが、1日に4〜5回向きを変えながら乾燥させる。
数日続けて表面がムラなく白褐色に乾燥したものが最高。
加工・仕上げ  ひょうたんの口に合わせた適当な握り棒(竹等で)を作り、
差し込んで作業をすると楽である。
    
乾燥したひょうたんをカシュー漆の53番等を刷毛でムラなく塗る。
字や絵を描きカシュー漆の透明なものやライトレックスで上塗りする。
その他、研ぎ出し・墨流しなど様々な加工の手法がある。
「栽培日記」等のコンテンツで順次紹介する予定。