いい天気。春はあけぼの、夏は夜。秋は夕暮れ、冬はつとめて、ってそれとは全く違うけど。なんかそんな事を言いたくなるぐらいのいい天気。

 こんな日は士郎のお弁当を持って、桜ちゃんと遠坂さんと四人でピクニックなんて行きたい。けど、残念なことにそんな事は出来ない。だって今日はバリバリの平日だから。

 ――あ、バリバリが死語だなんて言うなーっ!










お姉ちゃんだもん









 ……で、今日は平日なわけだけど、わたしは実は衛宮邸にいる。まぁ理由としては簡単、有給をとったからだ。有給というのは休みだというのにお給料をもらえるちょっと嬉しいお休みだ。ただ、一年に使えるのが決められているのが少し難点。けど、今日は構わない。だって今日は士郎が風邪で倒れた記念すべき日なんだから!

 ……あれ? な〜んか違う気がするな〜? ……ま、いっか〜♪ そんなことよりはやく士郎のお世話をしないとねー。

 という事で、わたしはおかゆを作ってる、ということは無い。――だって、桜ちゃんが朝のうちに作ってたんだもん。本当はわたしが作ろうと思ってたのに。まぁ、確かに桜ちゃんのお料理は美味しいんだけどね。さてさて、士郎はちゃんと寝ているかなー?

 そう思いながら士郎の部屋の襖を開けたとき、はたして士郎は着替えていた。と言ってもまだシャツを着替えていただけだけど。

「むー、寝てなさいって言ったのに何してるの」

 声が不機嫌になるのは仕方ないと思う。だって士郎は無理する子だから。わたしがちゃんと言い聞かせないと駄目なのだ。

 そして張本人である士郎はわたしが突然来た事に驚いていたみたいだけどすぐにあはは、と乾いた笑いをしながら、

「えっと、今からでもなんとか間に合うかなー、なんて……」

 言ってくれた。

 むー、やっぱり士郎はダメダメだ。自分の事なんて考えてない。それに……自分の周りの人の事も。わたしだって心配してたんだよ? 二月の始め頃。士郎が怪我をしてた頃。わたしは何も出来なかったけど、それでも心配してたんだよ?

 やっぱりここは無理矢理にでも、とわたしは決意する。

「だーめ。士郎は風邪なんだからちゃんと寝てるの」

 わたしはそう言いながら士郎の肩を押さえ無理矢理寝かす。途中に士郎が「ちょ、やめてくれよ」なんて言った気がするけどそんなの無視。ぷんぷん、お姉ちゃんは怒ってるんだぞ。

 そうして無理矢理士郎を寝かせたら、横に置いておいたおかゆをこれまたそこにあるレンゲで掬い、

「はい、あーん」

「―――え」

 満面の笑顔をしながら士郎の口元へ。なのに士郎は目をぱちくり開けるだけで口を開けない。

「ほら、あーんして」

「ちょ、ちょっと待ってくれよ。自分で食べられるよ、それぐらい」

 士郎は大慌て。

「士郎は病人なんだから寝てればいーの。……それとも口移しのほうが良い?」

 首を傾げて聞いてみる。みるみる士郎の顔は真っ赤っかになった。うん、可愛いね、士郎は。

「嫌だったらあーんする。……ほら、あーん」

 観念したらしく、士郎は顔を真っ赤にしながら渋々といった感じで口を開けたので、おかゆを口に入れる。もにゅもにゅと咀嚼して、飲み込んだ士郎に、

「はい、あーん♪」

 もう一度レンゲを差し出す。そして士郎はしぶしぶそれを口に入れる。そんな事を何度も繰り返しておかゆは無くなった。

「美味しかった?」

 最後におかゆの味を尋ねてみれば、

「美味かった。……コレ作ったの桜か?」

 なんて答えを口にした。うーん、食べただけで分かるなんて本当に愛されてるねー、桜ちゃん。――まぁ、恋人は遠坂さんみたいだけど。

「そうだよー。ホントーに上手になったよね」

 まぁ、考えていたことなんておくびにも出さずにうんうん、といいながら答える。すると、

「………藤ねぇもコレ位になればいいんだけどな」

 なんて事を仰った。むぅ、お姉ちゃんにそんな口をして良いと思うのか。

「なんか言った?」

「――いや、なんにも」

 視線を逸らしながら言ったって何の説得力も無い。

「ホントに?」

「――ああ」

 だから説得力無いってば。……まぁいい。それならばこっちにも考えがある。

「それじゃお昼ごはん楽しみに待っててね。お姉ちゃんが腕によりをかけて作るから」

「え」

 む、なんだその反応は。お姉ちゃんは傷ついちゃうぞ?

「あ、言っとくけどちゃんと寝てるんだよ? 寝てなかったら虎竹刀でばちーん、てするんだから」

わたしは最後にそれだけ言って部屋を出て行く。ただ襖を閉めるとき、「それ矛盾してるだろ、絶対」なんて声は聞こえてないよ?














「はぁー」

 居間に着いてすぐ、わたしは息を吐いた。何故って士郎の部屋に入ったとき、士郎の裸を見ちゃったから。上半身だけだったけど、なんと言うか……その、男だなぁ、って感じがした。確かに前から士郎はしっかりしてたけど、それでもまだまだ頼りなかったのに。

「むー」

 ちゃぶ台にへばりついて唸る。士郎があんなふうに変わったのはいつからだったんだろう?

 ――ああ、二月頃からだ。二月頃、この町では色々な事件が起こった。その所為で中々此処に来れなくて、士郎のごはんも食べ損なった。中頃ぐらいには事件も収まってそれまで通りに戻ったけど、今考えればその頃から士郎がどこか大人っぽくなっていたんだと分かる。 ん? ……そういえばあの頃一度だけ遠坂さんの家で寝ていたことがあるんだけどなんであんな所に居たんだろ? ………………も、もしかしてっ! あの時に士郎と遠坂さんはしっぽりとっ!! ……って違うなぁ。士郎の変わり方はそういう意味で大人になったって感じじゃなかったし。それぐらい、そんな友達を見てきたわたしなら分かるよねぇ。

「う〜ん、なんでだろ〜?」

 べちゃっと畳に落ちる。けど、そんな事気にせずにごろごろと転がりながら考える。う〜ん、う〜んと唸ってみるけど何も思いつかない。

 ごろごろごろ。

 ごろごろごろ。

 ごろごろごろ。

 右に左に転がっていく。なんとなく楽しくなってきた。

 ごろごろごろ。

 ごろごろごろ。

 ごろごろごろ。

 はっ! 何をしてるんだわたしはっ!

 士郎のことを考えていたはずなのに、ちょっとした気持ちよさに負けてた。これじゃあ、士郎のお姉ちゃん失格だ。うん、士郎のことを考えないと。

 ………………………逞しかったなぁ。って、違う違う! 士郎は弟でわたしは士郎のお姉ちゃんなのだー!

 どったんばったん暴れまわる。もしかしたら士郎に聞こえてるかもしれないけどそんなの知らない。そんなのよりも自分のことで精一杯だ。

 ごろごろごろ。

 ごろごろごろ。

 ごろごろごろ。

 右へ左へのた打ち回る。

 ごろごろごろ。

 ごろごろ……。

 ごろ……。

 ……。

 ……やっと落ち着いた。うん、士郎は弟でわたしは姉。それで良い。

 とりあえず決着がついたのでどれぐらい考えていたのかと時計を見てみる。――十二時五分。

「――タモさんタモさん!」

 どたばたとテレビの電源をつけてチャンネルをあわせる。画面にはサングラスをかけたおじさんがどっかの芸人に話し掛けていた。

 ――ふぅ、なんとか間に合ったよぅ。せっかくの平日なのだからこれは見逃せない。……って、それよりもお昼ご飯、作らないといけないんだった。それにしても、なにを作ればいいんだろう? ………………おかゆしか浮かばない。よく考えれば病人食なんて作ったことが無い。だって、家でそんな風に倒れる人なんていないし、士郎も倒れたことなんて無い。よくよく考えればわたしはあまり病人に縁が無いみたい。……切嗣さんは除くけど。

「むぅ……」

 ああもう、なにを思い出してるんだ、わたしは。思い出したことを頭から出すようにぶんぶんと首を振る。

 やっぱりここは士郎本人に聞くのが一番だ。……まぁ、お姉ちゃんの威厳とか無くなりそうだけど弟の体調の方が大事。うんうん、それじゃ聞きに行こうっと。














「士郎……起きてる?」

 静かに襖を引きながら中にいる士郎に声をかけた。中からは「ん……どうかしたのか、藤ねぇ?」なんて言いながら士郎がこっちを向いていた。

「えっとねー……お昼ごはん、食べたいものある?」

「昼メシ? ……いや、別にお腹も減ってないし何でもいいけど?」

「あ、そう?」

 特にお腹減ってないんだったらおかゆだけでもいいかな、うん。

「それじゃ、少し待っててねー。おかゆ作ってくるからー」

 そう言って私は立ちさろうとすると士郎が、

「あー……大丈夫だよな、藤ねぇ?」

 なんて事を言ってきた。

「む、士郎はおねえちゃんのことが信用できないって言うのー? それにそんな事言う士郎は嫌いになっちゃうぞ?」

「ああ、悪かった、藤ねぇ。謝るから機嫌直してくれ」

 慌てて士郎は思いっきり手を横に振りながら言った。

「……そんなに言うなら許してあげる」

 うん、勝った。ちょっと胸をはる。

「じゃ、作ってくるねー」

 うんうん、美味しいものを作ってあげようっと。














「しろー、持ってきたよー」

「……藤ねぇ、襖を足で開くなって何度言ったら分かるんだよ」

 む、仕方ないじゃない。両手で土鍋持ってるんだもん。

「そんなことより、ほら、早く食べよ」

 そう言って士郎の横に座り、傍らに土鍋を置く。ちゃんと鍋敷きを敷いて。

「……本当に藤ねぇは人の話を聞かないんだから」

 はぁ、なんて溜息をつきながら士郎が呟く。なにを言っているのだ、この子は。

「むー、そんな事を言ってるとお昼抜きだよー?」

 土鍋に入ってるおかゆをお茶碗に入れながら冗談めかして言ってみた。すると士郎は、

「…………それもいいかもな」

 なんて囁くようにのたまってくれた。

「――何か、言った?」

「――イエ、ナンデモアリマセン」

 ちょっと士郎を見ながら言っただけなのに、なぜか士郎はあからさまに視線を逸らして答える。気のせいかその顔は少し青くなってるみたい。

 風邪だったらむしろ赤くなるのになんで青くなってるんだろ。

 わたしはそんな事を考えながらお茶をいれる。そしてお茶を入れ終わり、用意は出来た。

「しろー、それじゃお昼にするよ」

 もぞもぞと士郎はこちらを向いてじっとわたしを見つめる。

「? どうかした?」

「……大丈夫、だよな?」

 士郎はなにを心配してるんだろ?

「なにを言いたいのかわかんないけど………………はい♪」

 おかゆを士郎に差し出す。――ちゃんと士郎が火傷しないように息をかけて冷ましてね。

「……また?」

「ほらほら、あーん♪」

 朝のこともあったからか今度は意外とすぐに口を開ける。……これはこれでつまらないなぁ。

「……どう?」

「ん、まぁまぁかな……って藤ねぇだもんな。なら上等だな」

「むー、わたしならってなによー」

 何かひどいことを言われてるような気がする。

「――ま、いっか。それじゃあ、わたしも食べよっと」

 ぱくっとおかゆを食べる。……うん、十分美味しいじゃないか。そりゃ、士郎とか桜ちゃんには負けるけどさー。

 もぐもぐと食べていると視線を感じる。ふと見ると士郎が驚いた顔をしている。

「どうかした?」

「え? ……あ、いや……」

 見る見るうちに士郎の顔が赤くなっていく。何か変なことしたかな?

「変な士郎。ほら、あーん」

「……え、いや…それはだな…だけど……」

 目は泳ぎっぱなしだし、顔はこれでもかってぐらい真っ赤だし、どうしたんだろう?

「ほらほら、あーん」

「う、うう……」

 さっきはあっさり食べてたのに今度は渋々。ほんとに何なのかなー。

 そんな事を考えながらわたしももう一口食べる。

「あ」

 また士郎が声をあげた。なのにそっちを見ると視線を逸らす。で、こっちが視線をはずすと士郎の視線を感じる。

 見ているのは――口元? なんで見てい――あ。

「そっかー」

 えへへー、とちょっとにやけてしまう。だって士郎があまりにも可愛らしい。

「な、なに笑ってるんだよ」

「お姉ちゃん分かっちゃったー。これって間接キスなんだよねー♪」

 憮然としている士郎にそう言ったら面白いぐらいに慌ててくれる。

「そっかそっか、間接キスかー♪」

「……なんでくねくねしてんだよ」

「ん〜、やっぱ士郎とキスできて嬉しいからかな〜♪」

「ばっ!」

 莫迦を言うな、とでも言いたいのか口をパクパクさせる。

「――良い事教えてあげよっか?」

 ちなみにわたしの頭の中はキスと花でいっぱいだ。なんか知んないけど本当に嬉しかったりする。

「なんだよ」

 拗ねちゃったのか士郎は顔をそむけてる。

「えへへ〜、じ・つ・は、さっきのわたしのファーストキスなの〜」

「な! なに言ってるんだ! 間接キスとそれとはまた別だろ!?」

 乙女のファーストキスを奪っておきながらそれはひどいと思うな。そんな事言うんだったら――

「――そんな事言うんだったらちゃんとファーストキスして、士郎」

 さっと寝ている士郎の上に四つん這いになって、顔をじっと見つめる。

「そ、そういうことは好きな奴に言え!」

「わたしは士郎の事好きだよ?」

「そ、それは弟としてだろ!?」

 どうして士郎は人の事に関してはすごい鋭いのに自分の事に関してはこんなに鈍いんだろ?

「士郎はいい子――ううん、いい男だよ。少なくともわたしが知っている中で一番いい男。そんな男を好きになるって――変なことかな?」

「ッ――――」

 少しずつ士郎の顔に近づいていく。私の顔をまっすぐ見つめている士郎がなにを考えているかなんて分からない。けど、今はこのまま流されるのもいいんじゃないかと私は思う。

 そしてあと少しでしてしまうという時――

 ――士郎の体から力が抜けた。

 諦めたのかとも思ったけどなんか違う。だって瞳がなんかおかしい。

「えっと、士郎?」

 声をかけるけど何も反応が無い。叩いたら反応するかと思って士郎の頬に手を当てる。――熱かった。

「し、士郎!?」

 慌てて額と額をくっつける。は、はわわ、すごい熱だ。――あ、そういえば士郎は風邪を引いたから寝てたんだった。なら熱くらいでても当たり前だよねー。あははー。

 ………………。

 …………。

 ……。

 って違ぁーう! はわわ、早く冷やさないと! こ、氷、氷!














「ふぅ」

 とりあえず落ち着いた。あの後、氷嚢を用意して、今は士郎の額に当てている。それと……わたしは今膝枕をしている。だって仕方が無いじゃないよぅ。思いっきり水をかけて枕は水浸しになったんだから。……そりゃ、全部わたしの所為だけどさ。

「……ごめんね」

 士郎の頭をさすりながら呟く。ちょっと、いやかなり浮かれすぎてた。士郎は病人なんだから静かにしてないといけなかったのに。まるで恋する少女のように――浮かれてた。

 あぁ、落ち込む。元気だけが取り柄のわたしなのに今のわたしはきっと弱々しい。いつもそうだ。過ぎてから後悔する。何かをしたならばした事を、しなかったならばしなかった事を。後悔するのにどうして直らないんだろう。

 そんな風にだんだんと暗い思考にわたしが捕らわれていっている時、

「ん……藤ねぇ……?」

 士郎がうめき目を覚ました。

「士郎……大丈夫?」

 大丈夫なわけが無い。冷やしているといってもまだ熱はあるのだから。

「……なんで俺……寝てるんだ……?」

 士郎はいまいち焦点の合わない瞳でわたしを見つめながら尋ねる。

「ごめんね……わたしが騒いでばっかりいたから……」

「ん? ……ああ……別に藤ねぇの所為じゃないよ」

「バカ……」

 士郎は病人なんだから全部わたしの所為なのに。なのになんで士郎はいつもみたいに他人のことばかり気にするのか。

「な、泣くなよ、藤ねぇ」

「……泣いてないもん」

 手で両目をこする。少しだけ手が湿った。

「……けど、ほんとにごめん」

「だからもういいって」

「ううん、よくないよぅ……」

「はぁ……いいって言ってるのに……そういや、なんで藤ねぇの顔が上にあるんだ?」

 やれやれといった感じだった顔が疑わしそうなものに変わる。

「なんでって……膝枕をしてるからだけど」

「なっ!」

 それまでも赤かったけど、より一層、士郎の顔がまるで林檎の様に赤くなった。

「ちょ、ちょっと待て」

「あ、だめ」

 飛び起きようとした士郎をわたしは押しとどめる。

「駄目、寝てないと。また熱があがっちゃうよ」

「だ、だけど……」

「わたしの所為なんだから士郎は寝てればいいんだよ。……それともわたしの膝枕なんていや?」

 そう言って士郎をじっと見つめると士郎は目を逸らして、

「分かったよ……」

 と言った。

「ん……いい子いい子」

 そう言って頭をなでるのを士郎は止めなかった。














「今帰りましたー」

 玄関から声が聞こえる。聞こえた声は桜ちゃんだけだけど、たぶん遠坂さんも一緒にいるだろう。

「なぁ、藤ねぇ、そろそろ……」

 士郎がそう声をかけてくる。きっと遠坂さんのことを考えてるんだろう。

「分かってる……遠坂さんに見られたら困るもんね」

 私がそう言うと士郎はゆっくり頭を上げて体を起こす。そしてそのまま立ち上がろうとする。

「こら、まだ寝てないと駄目」

 そんな事を許すわたしじゃない。士郎を掴み布団に転がす。

「うわっ!」

 最後に布団をかぶせて完成、と。

「病人なんだから寝てないと駄目だよ」

「……ならもう少し優しくしてくれ」

「士郎が自分のことをもっと考えてくれたらね」

 そこでにこっと笑う。そんなわたしを見て士郎は目を逸らす。

「それじゃ桜ちゃんとか呼んでくるね……ああ、そうだ」

「どうした?」

 わたしは立ち去ろうとしたけどもう一度士郎に向く。そして――

「今日は迷惑かけたからね」

 ――顔を近づけ口付ける。

「それじゃあ、ちゃんと寝てるんだよ」

私はそう言って部屋を出て行く。最後に見た士郎はやっぱり驚いたのか固まっていた。














 わたしは士郎のお姉ちゃん。

 ずっと十年間士郎を見てきて士郎ほどの男はそういないと知っている。

 だから遠坂さん。

 もしも士郎を放っといたりなんかしたら。

 わたしが士郎を獲っちゃうよ♪



























あははー、勝負!?(謎
やーめーてー

……はぁ、なんでこんなのになるのかなぁ。

えぅ、いまいちペースが上がらない風鳴飛鳥です。

本当に思い通りにはならないものです。

今回も途中、悩みに悩んでこんな出来に。

って言うかこれに八日間もかけるってのはどうなんだろ?



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