要件では、何をつくるのかを指定してあった。 設計では、どうつくるのかを指定することになる。 要件を細かく分析してあったからといって、設計・実現出来るとは限らない。
例えば、家を建てたいと思って、あれこれ希望した事が、どんどん詳細になっていったとする。子ども部屋は南向きで防音にしたい、主婦の働きを考えてユーティリティはまとめたい、主人の書斎も欲しいので二階に確保したい、将来は同居も考えて二世帯に拡張したい、等々詳細に指定しても、予算、建ぺい率、容積率、条例等で様々な制約を考慮しなければならない。
すなわち、詳細に検討・分析した要件でも設計・実現出来るとは限らないのである。 ソフトウェアを開発する上でも事情は似た様なものである。要件を細かく分析することは可能であるが、設計・実現出来るとは限らない。
例えば、情報系システムを作りたいと思って、あれこれ希望した事が、どんどん詳細になっていったとする。エンド・ユーザの事を考えてセキュリティ・システムを入れたい、開発側の働きを考えて統合開発環境としてまとめたい、監査の為に様々な管理データも確保したい、将来の事も考えて拡張性を考慮したい、等々詳細に指定しても、予算、システムの能力、法律等で様々な制約を考慮しなければならない。
すなわち、詳細に検討・分析した要件でも設計・実現出来るとは限らないのである。 設計では、
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プロトタイプ | ファイル | 説明 |
設計書 | 032des01.doc | ANSI/IEEE Std 1016-1987に基づくプロトタイプです |
設計書 | 032des02.doc | コメントを外すプログラムの例 |