日本海(久比岐自転車道)往復サイクリング
 
 <2017年10月31日>
 
 掲載日2017年11月10日           斉藤 清
 
 今年は、8月に日本海(久比岐自転車道)長距離サイクリング(糸魚川~直江津 往復64km)を
久しぶりに計画していたが、こちらで計画した日は天候不順などで、実行は延び延びになっていた。
 10月になっても北海道旅行や、近くの紅葉見物などをしていたら、どんどん遅れてしまい、やっと
10月31日、サイクリングに出かけることが出来た。但し、朝の最低気温が-2℃と寒い日だった。

 久比岐自転車道のサイクリングは、今までに糸魚川駅→直江津駅、または直江津駅→糸魚川駅
の片道43kmが6回、糸魚川駅→直江津側・郷津サイクリングロード終点→糸魚川駅往復76km
が4回、直江津駅→糸魚川側・中宿駐輪場→直江津駅往復74kmが2回、車に自転車を積んで
糸魚川側・中宿駐輪場→直江津側・郷津サイクリングロード終点往復64kmが2回と、ここ7~8年
に14回も走っている、馴染みのサイクリングコースである。

 天気が良いと、日本海が一望できるサイクリングコース(海抜2~20m)で、大部分は、旧北陸本線
の廃線敷きを自転車道(歩道も兼ねる)に整備した道である。この廃線敷きコースには、旧北陸本線
の単線、無電化時代の煉瓦造りのトンネルを7ヵ所も通過するのも魅力なのである。

 糸魚川駅始発か直江津駅始発のサイクリングの場合は、それぞれの駅まで自転車を列車に積ん
で行く、いわゆる輪行サイクリングである。

 今回は、上の一番下のコース、すなわち車に自転車を積んで、糸魚川側・中宿駐輪場で自転車の
車輪を組み立て、久比岐自転車道のみを直江津側の郷津サイクリングロード終点まで往復する64
kmのサイクリング
である。

 車の運転は妻で、往路は自宅→国道147号線→国道148号線→国道8号線→糸魚川側・中宿
駐輪場、ここで数時間待機、帰路は、糸魚川側・中宿駐輪場→国道8号線→県道88号線→能生IC
→北陸自動車道→上越JCT→上信越自動車道→更埴JCT→長野自動車道→安曇野IC→国道
147号線→自宅。行きも帰りもトンネルまたトンネルの連続する道路だった。帰路の高速道路料金
は、約4,000円だった。 
 
 
久比岐自転車道 ルートマップ。 
 
   
朝6:43の自宅の外気温度はー2℃と寒かった。
何時ものサイクリングウェアの下に、長めの
上下の下着を重ね着して出かけた。 
自宅裏の空き地に霜が降りていた。
 
 
  
 久比岐自転車歩行者道入口(上越市側から見れば出口)。

自宅出発8時。久比岐自転車道入口到着10:50。
ここで、自転車の前輪を取り付け、車体整備実施。

ここから上越市の郷津出口まで32kmの自転車道が続く。但し、途中数ヵ所で一般道路に出る。
 
 
中宿駐輪場前、11:01出発、海側からかなり強い風が吹いていて寒かった。
この海岸に接する堤防道路をまず数km走る。それから8号国道を渡り、久比岐自転車道路に入る。
妻はここの自動車駐車場で僕の帰りを待つ。隣にコンビニがあるので、暖かい食事も摂れる。
僕は自転車のボディに1本、ザックに1本のスポーツドリンクと、2個のスポーツゼリーを持参した。
このルートは今まで何度も通っているので、今回は通過時刻記録のため、8ヵ所のトンネル入り口
の写真を撮るだけにした。途中に大きな休憩所として「能生SA」と「うみてらす名立SA」があるが、
今回はここで休憩は取らず、走行一本に徹した。 
 
   
 堤防道路に時々波しぶきがかかる。 第1トンネルの「白山トンネル」到着11:39。
出発から38分掛かった。トンネル長336m。
トンネル内には照明があるが、かなり暗いので
自転車のバランスに注意が肝要。幅が狭いので、
下手をするとトンネル壁に自転車がぶつかる。
車両が入れないように、ストッパーがある。 
   
   
 第2トンネルの「小泊トンネル」到着11:44。
このトンネルの出口のすぐ先に、「能生SA」が
あるが、そのまま進む。
第3トンネルの「百川トンネル」到着11:48。
今までの3ヵ所のトンネルは、近い所にある。
出発から47分経過。このトンネルは左側が
自転車道、右側が自動車道(単線)になっている。 
   
   
 第4トンネルの「大抜トンネル」到着12:18。
第3トンネルから30分掛かった。
途中、市街地に出るので、
複数回、一般道路を走行する。
 第5トンネルの「鳥ヶ首トンネル」長さ50mと短い。
到着12:33。このトンネルは、北陸本線の廃線
敷きとは別に新しく造られた。海岸ギリギリにある。
 
   
第6トンネルの「乳母岳トンネル」到着12:43。
このトンネルは直線状だった。 
 第7トンネルの「青木坂トンネル」到着12:44。
左側は国道8号線。そのすぐ左は日本海。
 
   
 「青木坂トンネル」の内部照明。
第8トンネルの「長浜トンネル」到着12:57。
最後のトンネルである。出発から1時間56分経過。 
 
このトンネルを過ぎて間もなく、国道8号線の歩道がサイクリング道路になるが、走りにくかった。 
 
 
 久比岐自転車道出口(糸魚川から見て)到着、13:17。所要時間=2時間16分。
平均速度=32km/2時間16分=14.1km/h。
(但し休憩時間を含むので、実際の走行速度は16km/hくらい。)
 
 
 上越市郷津の国道8号線の表示。糸魚川まで38kmとあるが、サイクリングロードの距離は32km。
6kmは、サイクリングロード終点から糸魚川駅までの距離が6kmだから、合っている。
国道の左右にある幅1.3m位の路側帯がサイクリングロード。かなり怖かった。蛇行走行厳禁。
 
   
13:30上越市の郷津出発、同じ道路を戻る。

日本海が白波を立てている。
向かい風になり、ペダルが重い。ペダル部のギヤ
は3段になっている(後輪のギヤは10段で合計
30段変速が出来る)が、一番低速(ギヤ直径が
最小)にチェンジしたら、ギヤからチェインが外れ
てしまい、更にそのチェインが隙間に挟まってしま
った。この修理の工具はサドル下の物入れに
入れてあったが、なかなか外れず、20分位時間
ロスが出てしまった。 
 更にしばらく行くと、サイクリングロードが、通り
抜け出来なくなっていた。土砂崩れのため
通行禁止になったらしい。そう言えば行く時は、
自転車道から一般道に一回誘導された箇所が
あったが、ココの場所だったらしい。せっかく
登ってココまで来たのにと、ぼやきたくなる。
時刻は15:00、遅れが増したようだ。

更にしばらく行くと、自転車道で300m位、「走行
せず、歩いて通ってください」と指示された場所が
あった。ここは道路の両側のフェンスが腐って
危険なので、交換作業中と言われた。

ツキが無くなってしまったかな??
 
  
サイクリングロードの糸魚川側終点到着、16:36。復路は3時間6分も掛かった。
行きは2時間16分だったから、復路はトラブルもあり、50分も多く掛かってしまった。
御歳81.5歳で、体力、脚力も復路は衰えたことが、一番の理由だったかもしれない。 
妻が車の中で寝ていた。帰路は暗くなるので、国道148号線はトンネルとなだれ防止用の
シェッドが多いため危険が多いので、距離が1.5倍位長くなるが、高速道路を利用した。
 
 以下は、走行データである。後日、記録を写真撮影した。
無線式の距離計にトラブルが発生したためである。
 
   
 合計走行距離=65.8km。
32x2=64kmより少し多く掛かった。
一部、一般道路に迂回させられたためか?
合計走行時間=4時間36分32秒。
車輪が停止している時間は含まない。
 
   
 平均走行速度=14.2km/h。
   これは、僕にとって普通のデータと思う。  
 最高走行速度=29.4km/h、
緩い下り坂で出たと思う。
 
サイクリングによる消費カロリー=1623kcal。 一日分のカロリーをサイクリングだけで消費した。
 
 帰路は、初めに書いたように、高速道路を利用した。糸魚川市の駐車場発16:50。
 
   
北陸自動車道の最初の「名立谷浜SA」。 
辺りは暗くなり始めた。時刻17:14。
ここで間食?にラーメンを食べた。
ラーメンは普段は殆ど食べないが、
スキーや激しい運動をやった後、食べたくなる。 
  
 
 自宅到着は20:25。途中のSA数ヵ所で休憩や食事をしたので、
糸魚川の駐車場を出発してから、3時間半も掛かってしまった。
長い時間、運転してくれた妻に、ゴクロウサマ。
 
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