サイクリング用超軽量自転車の整備 
 
<2017年8月16日~8月27日> 
 
掲載日2017年8月31日           斉藤 清 
 
 サイクリングは、昨年10月、四国の今治市から、広島県の尾道市まで76kmの「しまなみ海道」を一人
サイクリング
して以来、どこにも出かけていない。安曇野でサイクリング仲間が、全員サイクリングを止め
てしまい、最年長の僕だけしか今はやっていないことも理由の一つである。
 今年の5月に、5回目の「しまなみ海道サイクリング」を計画したが、仲間からも無理するなと言われてい
たし、その話を打ち明けた方(高校同期の女性)から「絶対に止めて」と強く言われ、最終的には息子や
孫に止められたので、中止することにした。僕は今日(8/27)、ちょうど81歳5ヶ月である。

 しかし、サイクリングの趣味は絶ちがたく、近場の安曇野のサイクリング道路「あづみ野やまびこ自転車
道」(往復30km)や、糸魚川から直江津までの旧北陸本線の廃線敷にある「久比岐サイクリング道路」
(往復64km+α)なら、自宅から近いので、自転車を列車に持ち込んでの輪行サイクリングも楽にできる
と思うので、決行することにした。 「絶対に止めて」と言われた方も、地元のサイクリング道路限定ならOK
すると言ってくれた。

 それで、自宅の玄関横の自転車格納庫(今使っている超々軽量サイクリング自転車、北海道サイクリン
グ旅行に7~8年前に使った二つ折りサイクリング自転車と電動アシスト自転車の3台を格納)に、昨年の
秋の「しまなみ海道サイクリング」に出かけた時のまま、輪行用袋に入ったままの自転車を取り出し、整備
を始めた。そしてサイクリングが出来るようになった。
 
   右のスプレーはアルコール
系の油汚れの洗浄液。
左は、スプレイ式潤滑剤。

準備は出来たが、暑い日が
続き整備作業は8/16に
行ったが、車輪を装着する
作業は、8/27に行った。
  後輪のギヤは10段、径の
小さい方から5段目までは、
ニッケルクロム鋼、
6~10段目は、
軽量化のため、
チタン合金を使っている。
スポークもチタン合金製。 
   ペダルの所のギヤは
3段切替え、すべての
ギヤはチタン合金製。
   後輪のギヤ切り替え
装置。

前輪3段、後輪10段。
すべてを使うと30段
変速になる。

チェインも軽量化するた
め、中空型を使っている。
これらをすべて洗浄液で汚れを洗い出し、雑巾で拭き取ってから、潤滑剤をタップリ吹き付けた。 
 
 
8/27、車輪を組み立て、チューブの空気圧は7気圧と車の3倍以上高くしてある。
車輪は700C-23で、直径は約27.5インチ、タイヤ幅は22mmと極細である。
全重量は8.9kg。フレームは昔零戦の戦闘機に使われた超々ジュラルミン製で、溶接が全く
出来ないので、冷やし嵌めと接着剤で組み立てられている。今や骨とう品的価値があるらしい。
フレームはブリジストン製で、商品名は「RADAC」。
数年前、松本市内の自転車店に何度も通い、親父を口説き落として手に入れたものである。
その後の無線式スピードメーターの交換費用などを入れた合計金額は、約40万円になった。
中古の軽自動車が買える値段である。 

これから約10ヶ月ぶりに、「あづみ野やまびこ自転車道」往復30kmのサイクリングに出かけよう。
 
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