22年前 山形県・月山春スキーで雪崩に遭遇 
 
<1995年5月4~5日> 
 
 掲載日2017年4月7日             斉藤 清
 
 那須で春山登山の訓練中の栃木県の高校(数校)の生徒と引率の先生が、雪崩に遭遇して、8名の尊い
命が失われた。3月29日のことである。殆ど積雪が無かった那須高原のスキー場(那須ファミリースキー
場)に突然数十センチの大雪が降り、表層雪崩が発生し、トップ集団で雪中ラッセル訓練をしていた、大田
原高校のスキー部の生徒7名と引率した先生が雪崩に埋まって死亡したのである。ご冥福を祈るばかりで
ある。
 
 僕も今を去る22年前(59歳)の5月5日の連休に、月山春スキーを楽しんだが、ここで小雪崩に遭遇した
ことがあった。月山スキー場はアクセス道路の積雪が多く、4月末のゴールデンウィークに、スキー場オープ
ンだった。スキー場の積雪はまだ7mくらいあり、最上部直下を滑っていた時、小雪崩に遭遇した。スキー板
の上まで雪崩が来たが、そこで止まってくれた。もっと大規模の雪崩なら、僕も被災し怪我か、死亡していた
かもしれない怖い思い出である。

 その時のアルバムを見たところ、まだ若い??小生が、スキー絶好調で滑っていた時の写真があったの
で、HPに紹介する。

 1995年はスキーブームが最高潮の年で、あれからスキー人気が落ち始めたと記憶している。
 長野冬季オリンピックはその3年後に開催され、その年に安曇野に夫婦で移住してきた。
 この雪崩に遭遇したのは、もう22年も前のことである。光陰矢の如し。 
 
   月山スキー場の下部にただ1本あった
リフトを降りたところ、小生。
左上のスキーヤーの多く居る所が、
Tバーリフトの乗り場らしい。
  そこから上部へはTバーリフトで登る。
このリフトは、滑車で動くロープに捉まっ
て、スキーでスロープを登るもので、お尻
の所にTバーを掛けて、体重を受けてくれ
るが、結構腕力もいる物だった。
スキー場の積雪はまだ7mくらいあり、
最上部を滑っていた時、小雪崩に遭遇し
た。
スキー板の上まで雪崩が押し寄せてきた
が、そこで止まってくれた。
もっと大規模の雪崩なら、僕も被災し怪我
か、死亡していたかもしれない怖い思い出
である。

 
  積雪4~8mのゲレンデ?、小雪崩の後。
雪崩の怖さなど全く考えずにスキーを滑っ
ていたのである。
この後、雪崩の上をスキーで移動し、
また雪崩が起きないかと心配しながら、
下界まで降りたのだった。
妻も同行したが、雪崩のあった最上部まで
は登らなかった。
 
 
 ゲレンデという特に整備されたところは無い。積雪が4~7mもあり、このゲレンデ?の下は雑木林である。
雑木林の上を滑っているわけである。あの頃は脚力があったので、スキー板や靴も半分くらい雪の中に埋
まりながらも、滑走できたものだ。 
 
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