今シーズンの初スキーは志賀高原のスキー場で 
 
<2016年12月18~19日> 
 
掲載日2016年12月21日           斉藤 清
 
 新しい超軽量スキー板(チタン板と桐板を張り合わせた従来より35%も軽い画期的な板)を新調した
ので、その滑走テストを早くしたくて志賀高原に大雪が降るのを待っていた。超軽量スキー板の件は、
「ココ」をクリックすると見ることが出来る。
 そして12月10日、焼額山の「プリンスホテル南館」を18日一泊で予約しておいた。
 しかし新聞のスキー場情報では、積雪50cm、滑走条件は△だった。最近、長野県北部にもあまり積
雪が無く、今後もしばらく降りそうもないので、△でも出かけることにした。 
 
 18日、予定通り、志賀高原に篠ノ井線の電車で長野まで行き、長野から志賀高原のスキー場までは、
急行バスを利用して焼額山にあるプリンスホテル南館に行った。

 自宅発7:15→(マイカー)→明科駅発7:44→(篠ノ井線・普通電車)→長野着8:49→
 長野駅東口発9:05→(長野電鉄急行バス)→志賀高原プリンスホテル南館着10:32。
 自宅から3時間17分で着いた。

 80歳の僕には、焼額山スキー場を4時間位滑れば十分満足なので、11時から4時間のリフト券で
15時まで滑ることができ、15:31プリンスホテル南館前発の急行バスに乗車すれば、長野駅に17:10
に到着、篠ノ井線・明科には19:19到着で、十分日帰りスキーが可能なのである。

 しかし今回の初滑りは新しい超軽量スキー板のテストを兼ねているので、いきなり急スロープの多い
「焼額山スキー場」を滑る自信が無いので、1日目は、隣の「一ノ瀬スキー場」で滑り、2日目に「焼額山
スキー場」(通称「ヤケビ」)を滑ることにした。 
 
1日目(一ノ瀬スキー場を滑る) 
 
宿泊したプリンスホテル南館。スキー板とブーツは宅配便で送っておいた。
チェックインは15時なので、クロークに置いてあったスキー板とブーツを出してもらい、スキーヤッケに
着替え、着替えを持参したザックにスキー板のカバーとブーツの袋を収納して、クロークに預け、
リフトの4時間券を買って、無料のシャトルバスで、バス停で3つ手前の「一ノ瀬スキー場」に向かった。 
 
   
一ノ瀬スキー場のリフト乗り場。 
一ノ瀬スキー場のメインゲレンデ。
平均斜度15~20度。 
   
   
 メインゲレンデを滑るスキーヤー、
雪はパウダースノーにほど遠いガリガリバーン
だった。ここしばらく積雪が殆ど無かったから
これはしょうがないとしよう。
一ノ瀬のメーンゲレンデの真ん中あたり。
初めてのスキー板だから、慎重に滑ろうとすると、
緩やかなスロープでも、かえって初めはビビッて
しまった。 
   
   
数回滑ると、ようやく超軽量スキー板にも慣れて
きた。雪が硬く段差があると、スキー板が跳ね
上がる感じがしたが、だんだん慣れていくだろう。


 
 「ヤケビ」のプリンスホテルの西館にはかなりの
回数宿泊し、東館も一昨年、妻と泊まったこと
があるが、南館は今回初めての宿泊である。
ディナーは4階のダイニングルームで摂った。
18時からだが、生ビール2本とツマミの後、
「シャブシャブ付きメインディッシュ」にした。
 
 2日目(焼額山スキー場を滑る)
 
「ヤケビ」のスキー場の雪質も硬くて、パウダースノーにはほど遠かった。
全体のコース数の半分くらいが滑走可能だった。上図の緑の所が滑走できる。
フロントに聞いたら、年末には全山滑走可能になるだろうとのこと。 
 
 
第2ゴンドラリフト(6人乗り)で山頂に向かう。快晴だった。左側がパノラマコースの下部。 
 
 
ゴンドラリフトから見た「ヤケビ」のスキー場、この樹林帯の中にスキーコースがある。 
 
 
ゴンドラリフトに約8分乗って、山頂駅に着いた。全く最近新雪が降らず、硬い雪面に少々がっかり。
滑走者は、最盛期(1月)の半分以下だった。でもオーストラリア人のグループが目立った。 
 
   
積雪50cmと少ないため、ブッシュ等が出て
いるから注意して滑走するようにとの看板。
 
「ヤケビ」の第2ゴンドラリフトからパノラマコース
を滑降開始。滑走距離2500m、標高差500m、
最大斜度は23度。 
  
 
パノラマコースから北アルプスが遠望された。 
 
ゴンドラリフトに5回乗り、パノラマコースのみを5回滑って、2日目の滑走を早めに終えた。
8時45分スタートし、途中休憩(コーヒータイム)を入れて5回滑って11時半に滑走終了した。
3時間弱しか滑らなかったことになる。新調した靴も具合が良く、足で痛い所は無かった。
まあ、なんとか超軽量スキーで滑ることが出来たが、もう少し慣れないと、従来のスピードで
滑るのは怖い感じだった。雪面が硬すぎることもあったからである。

ホテルのチェックアウトの時、1月中旬、2泊3日で「ヤケビ」を滑る計画のため、
プリンスホテル南館の予約をしておいた。シングルルームが無いため、ツインルームに一人で
泊まるから割高になる。昨年までは、僕より4歳年上の友人と一緒のことが多かったが、
その方も高齢でもしもスキーで怪我をしたら、健康寿命が終わりになるから、
スキーは昨シーズンまでで、今シーズンは止めたと言われた。

帰路は、プリンスホテル南館発12:06→(長野電鉄急行バス)→長野駅東口着13:46。

長野駅ビルで昼食。長野発15:06→(篠ノ井線・普通電車)→明科着16:05。 
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スキー人口の減少は歯止めがかからず、外国人に人気のあるスキー場は生き残っているが、
外国人に人気の無いスキー場はどんどん淘汰されている。北アルプス山麓のスキー場でも、
仁科三湖の近くにある「青木湖スキー場」は数年前に閉鎖、今シーズンから「ヤナバスノーパーク」
が閉鎖された。また「白馬さのさかスキー場」も新しい経営者を探しているが、まだはっきりしない。
「爺ヶ岳スキー場」は、県内の小中学生が初めてスキーを練習するスキー場として生き残っているが、
いつまで続けることが出来るか、レッドマークが出ているらしい。長野県のスキー場のガイドブックに、
「爺ヶ岳スキー場」が書かれていないのだ。長野オリンピックで主会場になった「八方尾根スキー場」
も来場者の減少に歯止めが掛かっていない。外国人の人気が今一つだからと言う。スキー場の
コース配置が分散していて、面積は大きいが魅力が少ないと僕も思っている。僕が30年にわたって
定宿にしていた、八方尾根の国際ゲレンデ下にある、気に入っていた家庭的な宿も昨年閉鎖されて
しまい、その後、僕も「八方尾根スキー場」を滑らなくなってしまった。北アルプス山麓のスキー場で
生き残れるところは、外国人に人気のある「白馬五竜スキー場」、「栂池高原スキー場」、「白馬コル
チナスキー場」などで、これらは外国人対応に熱心だからである。長期滞在型でスキーを楽しむ
外国人が魅力を感じるためには、スキー場+なにかが必要で、特にホテルの充実が大きい。
志賀高原スキー場は、外国人の人気があり、特に北陸新幹線の開業で、飯山駅からのアクセスが
便利になったこと、富山空港から貸し切りバスでくる外国人が多くなっているかららしい。 
信州まつもと空港は、標高が高いことと、滑走路が2000mしかないため、大型ジェット旅客機が
利用出来ず、また無線による自動着陸施設が無いため、有視界着陸するので、雲が低く垂れこめ
ると空港が閉鎖されるので、旅行スケジュールの決まっているツアー客が利用しにくい欠点がある。
 
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