スズラン見いつけた 
 
掲載日2020年5月29日             伊藤珪子 
 
私は腰痛(脊柱管狭窄症)の手術の後、圧迫骨折をして歩行が困難になりました。
マンションの周りを歩く事を日課にリハビリをしています。

新型コロナウィルスの流行で、家で待機を余儀なくされましたが、運動不足で自治会からも、
「マンションの周りに咲いている花々、樹木を眺めながら散歩をして下さい」と連絡がありました。
珍しい花、名前の分からない花もお知らせがあり、早速探しながら歩いてみました。


函館の上湯の川のトラピスチヌ女子修道院の丘の谷間に、暖かい春風が通り過ぎる
5月~6月頃に、白いつぶらな花が咲き始めます。スズランの花です。

日陰の湿った大地に清楚にしめやかに群生します。
かぐわしい香りがして香水にもなっています。

「花言葉は純潔・純粋・幸福が訪れる」  

   
 
見つけました!誰が植えたのか分かりませんが?

マンションの北側の階段の下に、ひっそりと健気に咲いているスズランでした。

私の故郷の花です。懐かしかったです。
 
トラピスチヌ修道院は今から約130年前、1892明治31年)フランスからやってきた
8名の修道女によって設立された日本で初めての女子修道院です。

函館市街を見下ろすスズラン咲く丘、畑に響く鐘の音、修道女達は仕事の手を止め祈ります。

私も遠足で行った事があります。小学4年生の時は学童疎開で湯の川の奥の亀尾まで徒歩で行きました。
途中にトラピスチヌ修道院の近くで一休みしました。
その時は7月だったので、スズランは咲いていませんでした。

深閑とした空間に美しいレンガ造り建物と凜とした空気、今は観光スポットになっていますが、
コロナも終息し帰郷して、鈴蘭咲く祈りの場、心静かに訪れたいと願います。

 
 HP編集者注記:伊藤珪子さんは、函館市の同じ小学校、中学校、高校同期の方で、
今でも高校の東京同期会などでお会いし、旧交を温めております。
前には小学校の東京同期会もありましたが、数年前から案内が来ない。最近は無くなったのかな?
 
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