今年もイヌサフランが咲いた
 
<2022年10月1日> 
 
掲載日2022年10月1日                  斉藤 清 
 
 
 6月のイヌサフランは、緑色の葉が出るだけ。1ヶ月くらいで枯れてしまう。
しばらくすると、そこにイヌサフランがあったことさえ見失ってしまう。
 
 
 
10/1撮影したイヌサフラン。 
 
毎年9月下旬から10月上旬に、突然、地面から白い「もやし」のような物体が出てくると、突然可憐な花を咲かせる。
香りも大好きである。
 
イヌサフラン Colchicum autumnale は、イヌサフラン科の植物である。かつてはユリ科に分類されていた。
ヨーロッパ中南部から北アフリカ原産。種名の通り、秋に花が咲く。名前に「サフラン」と付き花も良く似ているが、
アヤメ科のサフランとは全く別の植物である。

イヌサフランの葉は、時に食用の山菜であるギョウジャニンニクと、りん茎はジャガイモやタマネギと間違えられる
ことがある。また、ミョウガに間違われた事例もあった。イヌサフランはコルヒチンを含んでおり、これを誤って摂取すると
皮膚の知覚が麻痺したり重症になると呼吸困難で死亡する。またサフランと似ているため、花柱を乾燥させた物が
スパイスや鎮静・鎮痛・通経薬として使用できると誤認しての中毒例もある。

イヌサフランを園芸用に品種改良したものはコルチカム(またはコルヒカム)という。

コルチカムは球根草であるが、球根を土に植えなくても秋になると花が咲くという変わった性質がある。葉は開花後、
安曇野では春に葉が出るが、その葉は枯れて見えなくなってしまう。日当たりのよい室内などに球根を置いて、
花を鑑賞してから土に植えても全く問題はない。土に植えておくと自然分球して殖えていく。

(インターネット百科事典「ウィキペディア」を参照した。)
 
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