「ニワウルシ」の木が裏の空き地に繁茂し出す 
 
<2020年6月30日~7月7日> 
 
掲載日2020年7月18日                斉藤 清 
 
 下の写真にある木が、自宅裏の空き地に繁茂し出し、困っている。数年前までは全く見ることができ
なかったが、裏の空き地の所有者(多分名古屋方面の方らしい)が、毎年2回、草刈り機で雑草退治を
していたが、3年前から雑草退治が行われなくなり、荒れ放題になってしまったのである。所有者が
不明のため、そのままにして置いたら、拙宅の庭にも雑草が侵入するようになったので、自宅から数mの
幅の範囲は、自分で鎌で雑草狩りをしている。
 しかし、写真にあるような木は、成長力が非常に大きく、一年で10m近く伸びるし、ノコギリでなければ
切ることができなくなり、またこの雑木のため、それまでは遠くに見えていた「美ヶ原高原」なども、まったく
隠れてしまった。美観上からも困ったものである。
 それで市役所に雑木処分の依頼をしようと思っているが、雑木の名前が判らないのである。
 僕の友人のHさんという、青梅市在住の植物(特に高山植物の専門家)に詳しい方に、写真を添付して
尋ねてみた。そうしたら、彼からすぐ返事が届いたのだった。その返事を下記する。

 木の名前 「ニワウルシ」でしょう。葉の付き方「奇数羽状複葉」で、ネット検索してみました。
 結果、最も近いのが「ニワウルシ」と思われます。葉の葉脈や形が良く解らないので確定できませんが、
枝が赤色で葉の付き方から推定すると、上記に成ります?「ニワウルシ」で検索して見て下さい。
 もし「ニワウルシ」であれば、夏に緑白色の小花を多数円錐状につけ、実は秋に熟し、披針形で中央に
種子があるので確認してください。

 早速調べていただき深謝します。 
 
 
 
 
 

 花と実が確認できるまでは、雑木の名前は確定できないが、もし「ニワウルシ」だったら、ネット検索結果
の解説文を下記する。

 ニワウルシ(庭漆、Ailanthus altissima)は、ニガキ科の落葉高木。別名、シンジュ(神樹)。
 和名に「ウルシ」がついているが、ウルシ(ウルシ科)とは全くの別種。ウルシのようにかぶれる心配はない。

  • 原産は中国北中部。日本には明治初期に渡来した。樹高は10~20m。
  • 葉は大型の羽状複葉を互生する。雌雄異株で、夏に緑白色の小花を多数円錐状につける。
  • 果実は秋に熟し、披針形で中央に種子がある。
  • 近年では道端などに広く野生化しており、日本同様に導入されたアメリカなどでは問題化している。
  • ニワウルシの名称はウルシに似ているが、かぶれないので庭木として植えられることもある。
  • シンジュは英語名称の"Tree of Heaven(ツリー・オブ・ヘヴン:天国の木)"。
  • ドイツ語名称のGötterbaum(ゲッターバウム:神の木)の和訳による。  
放置しておくと樹高10~20mになると聞いて、早く処分しないと大変なことになると感じた。
地主不明の土地であるが、市役所に相談して処分してもらうつもりである。 
 
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