ボケ防止Top3 
 
掲載日2019年6月20日                 外山 咊之 
 
 最近、メディアには健康に関する記事はあふれています。
 しかし、増えている80才代に対するガイダンスの記事には、あまり、お目にかかれません。そこで、ボケ防止Top3に
ついて、私が、4年位前、愛知県大府市にある国立老人健康センター・脳科学部門の先生から聞いた話を記します。
 この先生の名前は、失念しましたが、かって、三洋電機のシステム・エンジニアーをしていました。
 会社消滅で、脳科学に転向した人です。そのつとは以下です。

    使命感を持って生きること

 ②   バランス運動を真剣に組み入れること

 ③     体の機能を、自分の体に、使っていることを教える行動をとること

 では、これ等について、少し、解説しましょう。

 ① 男女を問わず大切ですが、個々人の課題ですので、持っていない方は、ぜひとも見つけてください。

   ② これは、Einstein Walkと言われ、彼が毎日、プリンストン大近くの古い線路の上を、相当長くバランスを
  取りながら歩いたことで有名です。このことは、戦後、彼の部屋の筋向いの研究室にフルブライト留学した、
  東大名誉教授からも聞きました。
  また、彼がバランスウオークしている写真を、確か雑誌:数理科学で見た覚えがあります。

     移動することに関して、猿は人間よりはるかに、頭脳を高度に使っています。
  人間は、道路が出来て、この2000年、頭を使わずに移動するようになりました。
  重心のズレや、画像のズレを判断して、対応する行動を引き出す、Sensingと司令塔のような海馬との回路
  を維持することが、極めて大切だそうです。『猿は、ボケでは死なないよ。』と別人からも聞きました。
  だれか、確認してください。

     私は、『これをやらないと、徘徊老人になる!』と、別の先生からも脅かされましたので、近くの森林公園で、
  植込みの端:レンガ列の上をバランスウオークし、普通の通路では 後ろ歩きをしています。
  これ等を前歩きに10%程度 入れるのが良いようです。

   ➂ 60才を過ぎると、体は、使わないところを切ってくるため、自分の体に『使っていることを教えるつもりにな
   れ!』とのことです。
   このことは20年ぐらい前、沖電気本社を訪ねた際、日野原さんという人と名刺を交わしました。
   この名は、築地の聖路加病院の院長で、『長命現業医として有名なあの日野原重明(年前106で逝去)
   さんと関係あるのですか?』と聞くと、『私の叔父です。』とのこと。
   『もしご家族に長命の心得など、伝授しておられましたら教えてください。』というと、同じことを教えてくれました。

 これ等に沿って、私は、彼等から知恵をもらい、次の様なことをやっています。

   ・からす語の応答

    NHKでも薦めていたのですが、カラスの鳴き声を聞いたら、真似て応答します。

   もともと、カラスの声は、出せませんので、調子を合わせ、似せた声を腹から発生すると、大抵、応答を得ます。
 カラスが複数いると、混乱して鳴くのか、応答が長く続きます。10回程度が限度ですね!疲れますから。

 ・幼児からかい

  1~3才位の子供を見たら、手を開き、腕を軸に正逆に早く回転して注意を惹き、応答を継続します。
顔のイメージに対する脳の応答は大切で、道路でも電車の中でもやっています。親は子の応答に喜んでいます。

  これ等、2方法は、自分の為と思ってやっています。

・歯磨きで歯だけでなく歯茎の奥のほほ との間に歯ブラシセットを差し入れ、摩擦することが進められています。
頭に近いところの刺激が大切なようです。

・独り者は、日に板ガムを20~30分程度、噛むことが勧められています。

  私は、講演や会議で、内容に関係なく、眠気に襲われることがあり、重要な場が予測されると、事前に板ガムを
噛んでいます。この効果は大きいと感じています。
 

これ等を、老人の皆様に伝えると、大変、感謝されます。 

 
HP編集者コメント:僕は昭和11年3月27日生まれ、仲間の中では多分一番若いと思いますが、今まではこの年齢で
は1~2年の歳の差は誤差範囲だと思っていて、仲間から一番若くて羨ましいと言われれば、「それは誤差範囲だよ」と
答えておりました。しかし80才を超えたころから、健康年齢は1年ごとに3年近く歳を取って行くことを身をもって痛感する
ようになりました。でも今でも趣味で生きがいは、「ゴルフ」ではなく、「スキー」(これは北海道生まれで5歳からやッてい
る)で、今でもスキー場の中・上級コースを滑りまくっておりますし、「しまなみ海道」76kmを、休憩時間を入れて約6時間
で走る「長距離サイクリング」を、一昨年まで4年連続で完走し、また北陸本線の廃線敷にある「久比岐サイクリングロ
ード」を糸魚川から直江津まで往復64kmを4時間で走る長距離サイクリングを続けています。また相変わらず地元の北
アルプスの山々を穂高連峰、槍ヶ岳を含む多くの山に登頂しておりました。北アルプス登山の方は、仲間が一人も居なく
なったので、一人登山は非常に危険ですので中止しました。このような体幹の劣化防止に常に心がけていますので、今
でもかなり強力な体幹トレーニングというか、筋力低下防止トレーニングを専門の「筋トレジム」で行っておりますので、
貴兄の80才台の健康維持とは少し別次元の趣味ですので、上記の貴兄の提案は、僕には適切なアドバイスにはならな
いのが残念です。

 80才台の生き方で最も重要なのは、使命感ではなく、自分の熱中できる健康的な趣味を持ち、それを長く継続
することだと思いました。
僕はホームページ編集も趣味として、毎朝5時に起きてから8時頃まで、編集作業をしてから
朝食が日課になっていて、これはボケ防止になっていると思います。HPも15年以上続け、45万件以上のアクセスが
ありました。また電子ピアノで、叙情歌などを、すべてハ長調に変調して、黒鍵盤を使わずに弾く練習をしております。
 これは屋外活動ができなくなった時のための趣味にしようと考えているからです。 
 
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