二水会6月例会報告 
 
<2017年6月14日> 
 
掲載日2017年6月17日    文:斉藤、写真:増山
 
二水会例会報告
 ・日時・場所:H29年6月14日16:40~19:40  東工大CIC(田町)
 ・テ ー マ :電気33会5月旅行(飛騨・高山)の反省会、その他
  
 
出席者は9名。
左側手前から時計方向に、田中、斉藤、枝廣、沖村、田巻、外山、池田、和田、増山の諸氏。
皆81~83歳の後期高齢者で、一病息災、ニ病息災ではあるが、
写真の通り、元気度の高い方ばかりである。 
 
 「二水会」の例会は、毎年2月、4月、6月、10月の偶数月に田町のCICで開催され、12月は
場所を替えて忘年会を行っている。

 今年、まとめ役の寺田君が他界されてからは、田中君がその役を引き受けてくれている。
 忘年会幹事は、変わらず(鈴木不二雄君と池田浩次君)。

 斉藤は、12月の忘年会には出席するが、その他の会は、殆ど欠席していた。出席者は殆どが
東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県在住者で、僕(長野県)や、愛知県、兵庫県、長崎県の方は、
遠距離のため殆ど出席しない。毎回、数名集まっているが、今回は10名の出席連絡があったが、
1名はまだ現役の役職が多くドタキャンで、9名の出席となった。でも出席者が多い方だった。

 今回の出席者のうち7名は、「飛騨・高山旅行会」に参加された方々であった。2名(奥田君と
持田君)は欠席だった。

 今回は偶然であるが、田中君、増山君、と斉藤が16:40分ごろ早めに到着したので、斉藤が
懸案にしていたHPの原稿編集とHP言語への変換編集について、メンバーが集まる前に打ち合
わせした。

 結論は、次年度も旅行会を行う場合、増山君の所へ、参加者からメールで原稿と写真を送る、
それを増山君がEXCELで編集する。編集は2列XN行で行う。それを斉藤にメールで送ると、
HP言語への変換作業が楽になることと、写真を別送する必要が無くなり、斉藤の作業も楽になる。
 写真はすべて640ドット(長辺)、容量50kBに圧縮して、EXCELの舛に貼り付けることにした。
(この圧縮した写真は、印画紙に印刷するには、ドットが荒すぎて適さないので、その場合は、別
に圧縮しない写真を増山君に、メールで送信依頼することにする。) 本件はこれで合意した。

 皆さんが徐々に集まりだしたので、定刻の17:00前の16:55にビールで乾杯した。その後も
五月雨的に一人また一人と集まるごとに乾杯を繰り返した。17:15には、9名全員が揃った。

 斉藤から、蔵前工業会長野支部総会出席の時の話題を、簡単に説明した。上田市で19名出席
大学から副学長が1名と蔵前工業会の来賓が1名出席された。東北や四国、中国地区の支部
総会は参加者が10名以下のことがあるが、長野県はそれなりにやっていると言われた。

 現在の大学の学生数は、大学院生5,100人、学部生4,800人、合わせて9,900人、教員
1,200人、職員600人。

 学部の4年間中に大学院の単位も一部取れ、また大学院の修士コースの間に博士コースの単
位も一部取れる画期的な改組が行われた。それで学部と学院の壁を取り除き、学院に統一した。
 その中を理学院、工学院、物質理工学院、情報理工学院、生命理工学院、環境・社会理工学
院にした。

 大学に修士コースが出来たのは、昭和31年だから、我々が卒業する2年前のことである。
 我々が卒業した昭和33年は、95%以上の学生が修士にならずに、社会に出て行ったし、大学
の学生総数は300x4=1,200名くらいだったから、現在はその時の8倍以上になっている。

 東電の福島原発の廃炉問題、事故原因を津波による非常用発電機の全台ストップのせいにし
ているが、地震で送電鉄塔の倒壊があり、本来供給する500kV送電線からの所内電力供給が、
ストップしたことを隠蔽しているらしいことなどが話題になった。その他、無数の配管系が、地震で
破損したかもしれないが、放射線のため、その検査も全くできていないようだ。また発電所の設備
の配置は、アメリカのコンサルタントが、米国の原発でやっている方式をそのまま日本で取り入れ
ているが、米国の原発は海岸でなく、内陸の大きな河川から冷却水を供給しているので、津波の
ことは考えていない配置設計らしい。東電が、どこまで真実を公表するか、???が付く。

 原発で小容量であるが、廃炉時に核燃料の処分をしなくてもよいものが、研究されているらしい
と誰かが言ったが、小出力の新型原子炉は研究はされているが、核燃料の処分をしなくてもよい
原子炉は、物理学の基本から言ってありえないという意見が出た。

 東電の株主総会資料によれば、マスコミでも報道された日立製作所の社長・会長経験者が、
東電の取締役(通れば多分会長職?)にすると言う提案記載があった。これで東電がほんとに立
ち直れるのか疑問符ものである、と言う話が出た。

 また東芝が米国のWH社を買収した経緯と、経営破たんに追い込まれたことは、最初から疑問
に思っていて、多分こういう事態になるだろうと、予見していたと言う方もいた。

 T君からは、マトリクス理論に裏付けされた経営戦略で、日本は全く遅れを取っていると言う、
彼の持論をいろいろの例で説明してくれた。マトリクス手法による例えば会社の利益最大化などと
言われても、その理論が僕には分からないので、難しくて話を理解できなかった。

枝廣君から、「最近、新車を購入して、それに乗って高山旅行に参加した話があった。帰路、
僕を自宅まで送り、長野道安曇野ICから、上信越道(途中横川PAで小憩)、関越道、外環道経由
で帰宅した。往復、総走行距離で約760kmのドライブだった。電動車は回生ブレーキがかなり
効き、殆どの区間、ブレーキを踏む必要がない所謂ワンペダル運転ができ、楽だった。高速区間
もかなり飛ばしたが、快適に走行できた。
 燃費の点では往復平均で、22~23km/㍑程度だから、今までの車に較べて2倍以上に
改善された。」と言う紹介があった。
 これからの自動車は、電気自動車の時代になるらしく、電気自動車ならトヨタや日産でなく、
中小のメーカーでも開発出来るかもしれないから、自動車の大メーカーの将来はどうなるか?
である。

 また最近の電動機応用分野が様変わりし、新幹線の車輪駆動用電動機も、当初の直流電動
機から誘導電動機に替わり、最近は回転子に強力な永久磁石を使った同期電動機が主流にな
っていること、強力な永久磁石の開発と、VVVF(Variable Voltage Variable Frequency)
制御装置のコンパクト化で、電車の電動機が同期電動機になりだし、非常にコンパクトで軽量化
されたという話が紹介された。
 その他の産業用電動機もどんどん永久磁石式同期電動機に替わりつつあるらしい。

 増山君、枝廣君、斉藤の3人は、新宿発20:00頃の列車に乗るので、19:10に先に別れた。

 今年の忘年会は、先が短い僕らだから、昨年以上に盛大にやろう。     (以上:文責は斉藤)
 
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