伊豆下田港内ボート釣り
2007年6月9日
 梅雨入り直前の6月9日。以前から一度はのんびりとボート釣りを楽しみたいと思っていた伊豆下田港の湾内に仕事のついでに立ち寄った。といっても到着したのは深夜2時過ぎ。車内で仮眠をとってから朝7時過ぎに呑三釣具店(?0558-22-0977)から手漕ぎボートを漕ぎ出した。呑三釣具店は温泉民宿も経営しているためもあり朝は7時が通常開店時間。さらにボートの上げ降ろしはボート釣り初心者以外はセルフが習慣となっているようだ。
 筆者も無料駐車場から荷物を積み込み、なだらかなスロープをゆっくりとボートを降ろす。場所は国道135号線から須崎&爪木崎方面に左折してすぐの所にある弁天島手前の船泊まりだ。
 スロープの傾斜が素晴らしく緩いためひとりで充分降ろすことができる。
 当日の天候はほぼ無風ベタ凪ぎだが少し薄曇り。この時期は天気が曇天でも風がないのでボート釣りには最高だ。
 とにかく、初めてのポイントなのでボート店の女将さんに簡単な注意事項を聞く。すると「9時を過ぎると黒船観光船が定期的に周遊してくるからそのコースの邪魔にならないようにして」と言われ、後は「今日は風がないから流し釣りでやればいいよ。シロギスなら結構大きいのも釣れるから」と大雑把だが、なんだか長閑な貸しボート店の雰囲気は好感が持てる。
ボート置き場は大変足場のよい場所にある。湾内は鏡の面のように静かで湖と勘違いしてしまうほど。
値段も安く良心的なのでおすすめだ。
 さっそく弁天島を回り込み湾奥のヨットハーバー方向に漕ぎ出す。いつもの釣り方をここでも実践してみることにする。ノーアンカーで流し釣りをする方法だ。風も波もなく潮の流れも弱い。しかも周囲にはイケスもブイも何もない。他のボートなどもないから心おきなく流し釣りが楽しめるという寸法だ。まずはヨットが浮かぶ近くで竿を出す。愛用の2.1mパックロッドにシロギス仕掛けをセットして2本バリにアオイソメを短く切って刺す。浄化センターの岸壁方向に軽く20mほど投げて置竿にする。2本目の竿を出そうと準備をしていると、早速プルプルとアタリがありリールを巻くと本命シロギスが釣れた。型は17cm前後と大きくはないが、幸先の良いスタートにホッと胸を撫で下ろす。2本目の仕掛けをセットして投げ込み、アタリを待つ時間が長い。
 ボートは弱い北東からの風に流され犬走島堤防方向に少しずつ近付く。水深が深くなるとアタリが遠くなるため何度か最初のスタート地点(ヨットハーバー側)に漕ぎ戻る。2回ほど同じ方向に流して釣るとアタリが多く出るポイントを発見。それは弁天島と浄化センター岸壁の角地を結んだラインのほぼ中間に位置する。
 3回目にはそのポイントに近付いた時にアンカーを放り込んだ。流し釣りでアタリの多く出るポイントを探し出してアンカーを打つという常套手段で爆釣を期待したのだが初めてのポイントではそうはうまく事は運ばない。海底地形は砂地帯に所々に点々と海藻が繁茂しているようだ。
仕掛けが完全に根に引っ掛かるよう場面は一度もなかった。使用オモリは2本とも15号の蛍光集魚タイプ。
 不思議なことにメゴチが混じらないのだ。反対にシロギスの型は良く時々22cm級がハリに掛かると軟調パックロッドの穂先は非常に激しく叩かれる。しかも海面に顔出す直前に横走りするのだからシロギスも侮れない。
 午前10時を回り雲行きが怪しくなってきた。20分過ぎにはポツリポツリと雨が降り始め、合羽を着てのボート釣りとなった。それでも風がないから小雨なら我慢はできる。アタリは多く、時折ダブルで掛かることもあり、小気味良いシロギスの引きを満喫できた。
 流し釣りとは異なり、アンカーを入れてのカカリ釣りでは、仕掛けを軽くキャストした後、置竿にはしない。ゆっくりでも良いから仕掛けを浮かせて誘いを入れる。2本同時にはできないから交互に仕掛けを数秒毎に動かすのは案外忙しい。
 だが、その方法を取ることでシロギスが多く釣れるのも事実。外道はメゴチに代って竜宮ハゼが釣れる。型は平均して小さいが、これがちょうどマゴチ狙いのエサに最適。3本目の竿を出そうと思い、ハリス5号1.5mの仕掛けを付けて投入。水深は10mジャスト。この時期にしては少し深いポイントだが、雨足が少しずつ強くなり始めたのでアンカーを上げてポイント移動する気力は失せてしまう。
 再度、流し釣りでシロギスの数を稼ぐという手も考えたが、それも雨には勝てず、ついに午前11時40分に納竿。
 結局、釣果はシロギス14匹にリュウグウハゼ1匹(リリースのハゼは3匹)。
ただ正味5時間弱の釣りということを考えれば充分満足できた。初めての下田港湾のボート釣りでものんびりと楽しめたことは確かだ。ウグイスの鳴き声を耳にしながらシロギスと戯れることが出来た。贅沢な時間を過ごすにはこの時期のボート釣りが最適である。
 参考までに当日の水深10mでの水温は19.5度であった。(水温計で計測)
 最後に嬉しかったのがボート料金だ。正味5時間程度だからなのか2000円と格安であった。確かにセルフでの上げ下ろしは必要だからその分の人件費を考えれば妥当なのかもしれない。また、通常ボート貸出し時間は朝7時から午後5時までと長く、長時間楽しみたいという人には下田港湾内はオススメのポイントといえる。
 ただアジが狙える高根があまりなさそうなのが今後の課題。というより探す楽しみが増えたとポジティプに考えれば良い。
 自宅に戻りシロギスを調理した。良型3匹は刺身にし、残りはすべて天ぷらで食したが美味であったのは当然だ。
5時間ほどでの釣果、写真をご覧の通り、湾内は砂地が多く、ハゼやキスが釣れるポイントが多い。20センチ級のキスともなるとかなり大型なので、刺身にして食したいところだ。

ウグイスの音色をバックにゆっくり釣りをするのも日頃のストレス解消にはもってこいだと思うのは私だけだろうか。

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葉山一色海岸のボート釣り
(2007年6月28日)
 今年の梅雨は関東地方では空梅雨のためか雨が少なくボート釣り絶好期にとっては願ってもない条件が揃う。しかも、葉山周辺では水深20mの浅瀬でマルイカが釣れているという情報を毎日のように目にする。乗合船が狙う釣り場とは到底思えない近場のポイントだけに「手漕ぎボートで釣れるはず」と甘い考えが頭をもたげてしまったからもう行くしかない。ただイカは超気紛れな生き物だから「保険」が必要である。いつもマルイカを狙う時にはサビキ仕掛けで小魚を寄せてイカを釣る手法が得策と考えている。昨年もそう言えば、小網代湾(油壺)でマルイカの爆釣を体験したので2年目の柳の下のドジョウを拾いに今年は葉山一色海岸に出かけた。
 6月28日は木曜日。前夜の天気予報では曇りの予報だったが、葉山公園でボート店(大海荘/?046-875-1241)に到着した時にはすでに晴れ模様。風はほぼ無風のベタ凪ぎ。このボート店を選んだのは葉山公園の駐車場が9月〜6月末まで無料(AM8時〜PM6時)だからである。(7月1日〜8月末は1050円/日)
 しかも、駐車場から徒歩約3分でボート店だから荷物が多くても疲れない。
 観光地の葉山としては珍しく便利で良心的な公園といっていい。当日は単独釣行ということもあってのんびりと午前9時にボートに乗り込み漕ぎ出した。
 時間的な制約が少ないボート釣りの最大の魅力でもある。
 波も風もないためスイスイと漕ぎ、事前に調べておいた御用邸前の「小磯の鼻」の真沖からやや長者ケ崎寄りに振った水深14mで竿を出す。
 約150m沖にはマルイカ狙いの乗合船が数隻見える。
(左)葉山公園前の大海荘から
料金表が見える。一日3500円というのがこの辺の相場だ。
 冷凍アミコマセが解け始めるまでゆっくりとマルイカ仕掛けをセットして海中に沈める。底から1mほど切って置竿にする。ハリス20cmの浮きスッテは5本仕様のブランコ仕掛け。フワフワと潮の動きに任せた自然な誘いがイカを誘惑するはず。
 次にサビキ仕掛け。目的はイカが好物のアジやイワシを寄せることだが、時として目的と手段が逆転することもある。サビキ仕掛けは実積のある天然サバ皮サビキを使用。といっても美咲製の市販サビキだ。全長1.8mの6本針(金袖8号)で枝スは1.5号8cm。枝間は27cm。今回はこのサビキ仕掛けに助けられたといってもいいだろう。
 時計の針が10時を指す頃になってやっとポツリポツリと外道が掛かりだした。ネンブツダイにスズメダイだ。これが釣れれば間違いなく岩礁帯の良いポイントに入ったことを物語る。途中ポイントを若干沖側に移動して水深16mで再開。この場所でもポツリポツリとネンブツダイが掛かる。しばらくするとオモリ20号のサビキ仕掛けの竿先が微妙にお辞儀をしつつ不連続に振動する。ネンブツダイとは異なる引き方だったが、手応えは弱々しい。
 両軸リールをゆっくり巻き上げてみるとカタクチイワシが6本針に4匹付いて上がってきた。小さいが晩酌のつまみ程度にはなると思いクーラーに仕舞いながら
「このサイズなら端物狙いのエサとしては最高だな」と欲張り夢計画を練る。
 ところが、コマセを詰め込んで再度タナでコマセを振ると即座にプルプルという明確なアタリ。先ほどよりは少しだけ強い引きだ。上がってきたのは体長12cm程度の小アジ。しかも3点掛けだから楽しくなってしまう。イワシの次ぎは小アジの群れが回ってきたらしい。こうなると端物狙いのイワシのことは脳裏から完全に消滅しまったようで、まるで機械作業のロボットのように手返しを繰り返す。
水深は仕掛けの長さをプラスすると約18m。底ダチを取って1m上げてコマセを振り、50cm巻き上げて置竿にするとものの1分しないうちに穂先が震えるのだ。
 イワシの群れと小アジの群れが交互に回遊してくるためか10分〜15分毎イワシの4〜5点掛け、次に小アジの3〜4点掛け。6本パーフェクトは一度あったが、取り込み途中で海面落下してしまう。写真撮りにハリ外し、コマセを詰めて投入の流れ作業は正直忙しいが、釣りに集中していると疲れは感じない。面白いを通り越して「早くしないと群れが逃げる」という焦燥感が先立つ。悲しい釣りキチの性でもある。
 さて、ボート左側に立て掛けてあるマルイカ仕掛けには3時間経過しても何も反応がない。仕掛けが絡んでいるのかと思い何度もチェックするが変化は見られない。途中、浮きスッテの種類と色を変えてみたが、イカの乗りはない。周囲ではマルイカ狙いの乗合船も頻繁にポイントを移動しながら群れを探している様子。魚探で探索している釣り船が釣れないのだからアンカーを入れてのボート釣りで釣れないのも仕方ないと諦めムードが漂う。一般的に小魚が寄ればイカも集まり出すという発想は「潮具合と日和」による、ということなのだろう。
 それに反して午後1時過ぎからはサビキ仕掛けに掛かる小アジとイワシの数は午後2時40分まで途切れる間もない。
 イワシの型が小さいのは仕方がないが、アジはもう少しサイズアップを期待したいところ。だが大きくても全長21cm程度。
 多少良型が釣れる時には1匹のみの場合が多く、数で勝負するしか手立てはなかった。
群れにぶつかったのか、アジ昼頃から入れ喰いに。小ぶりだが頻繁に釣れる。嬉しい反面、肝心のイカが来ないのはおかしい。筆者の心は微妙だ。
 午後2時を過ぎる頃にはわずかに南寄りの風が吹き始めたので、午後3時の着岸を考慮して午後2時40分に納竿とした。因に海底の水温は22.5度。
 結局、小アジは計60匹、カタクチイワシは数えることはできなかったがほぼ同数はいたと思われる。ボート店主の話では「今年はこの小アジが釣れないので困っていたところだよ。これだけ釣れれば今月のトップ賞だと思うよ」と誉められて正直ビックリ。型が小さいのが旨いとか。実際、自宅に戻ってイワシは酢みそ和え、小アジは翌日空揚げにした後に南蛮漬けにして3日目まで食べたが、タマネギが入っているおかげでまったく生臭味もなく食べられた。鮮度が良い魚は旨いのだ。
本日の釣果。アジだけで60匹以上にもおよんだ。
 ただ、これだけの数を捌くのは1日では無理。イワシは半分は冷凍保存して根魚狙いのエサにすることで一件落着。確かに3日連続で食べるのは辛い。
 今後葉山一色海岸にもアジとイワシの群れが定着すれば、今年の青物も充分期待して良さそうである。
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岩地海岸ボートの五目釣り
2007年7月29日
 期間限定という言葉には人を誘惑する麻薬効果がある。7月29日に訪れた西伊豆の岩地海岸は松崎と雲見のほぼ中間に位置する長閑な温泉地。ただここ岩地海岸では毎年7〜8月末までの2ケ月間しか貸しボートを経営していない。このため数年前から一度は訪れたい憧れの地となっていた。
 運良く前夜は沼津の狩野川河口での花火大会を楽しむ機会に恵まれたためこのチャンスにぜひとも岩地海岸でボート釣りをしようと試みた。夜9時前には沼津市街を抜け出し一路西伊豆に向けてマイカーを走らせた。仁科港の近くの護岸に駐車したのは午後11時30分。途中コンビニで購入したビールとつまみを腹に入れて1時間後には潮騒を聞きながら爆睡。
 早朝5時に起床して仁科港近くの高柳釣具店(0558-52-0611)でアオイソメと角氷を購入して岩地海岸に到着したのは午前6時前。まだ海水浴場には人影はまばら。犬の散歩をする人が数人いる程度。貸しボート店は海水浴場の中央付近にあり、仮設テントのボート店主(斉藤芳右エ門氏=0558-45-0541)が訪れたのは午前6時30分頃。ボート店主にボートを借りたいことを告げると「今日は4隻とも予約が入っていて貸せない」と言う。
 だが、斉藤店主はボートを所有している民宿に電話を入れてくれ、唯一のボートを手配してくれたのだ。この地域では泊まり客の観光用に手漕ぎボートを所有している民宿が数軒あるようだ。ボート店主の親切心に感謝しつつ、ボートを漕ぎ出したのは午前7時過ぎ。遠浅の砂浜海岸を漕ぐこと約10分で素晴らしい景観に囲まれる。円柱型のアンカーを入れようと思ったが、無風ベタ凪ぎのため得意の流し釣りを楽しむことにした。
夏休み期間限定の唯一のボート店
4隻とも予約済みだったので、民宿の観光用のボートを用立ててもらう。
 ボート店主も「今日は風は強くならないだろうから流し釣りで釣れば良型シロギスがポツポツ釣れるはずだよ」と言っていた。
 実際、準備したのもアオイソメと市販シロギス仕掛け中心だから狙いは西伊豆のヒジタタキ(25cm級)を10匹以上と考えていた。真横に岩地港の外側堤防が見え、対岸は崖淵の岩礁帯。その中央付近から釣りを開始した。水深は約11m。潮の流れはあるもののボートはほとんど移動しない。
西伊豆屈指の絶景ロケーション
 1.8mと2.1mのパックロッドにスピニングリールをセットしたシロギス用タックルにハリス1号90cmの2本バリ仕掛けを片天秤に連結させてチョイ投げ。朝の内は極ゆっくりと港側へ流されて行く。
 海底に根はほとんどない様子。だが、待望のシロギスからのアタリは遠い。西伊豆独特の風景はまさに絵葉書のまんまといった最高のロケーション。数年来憧れていた海域で竿を出せた幸せを感じつつ穂先を見つめるが、小気味良いシロギスからのアタリは一向にやってこない。
 痺れを切らせて仕掛けを軽く移動させようとしてリールを巻き始めた途端にググッと鋭い突っ込み。シロギスとすれば間違いなく良型だと確信しながら巻き上げると、海面下2mほど姿を現したのは菱形をしたオチョボ口。カワハギである。しかも体長20cm以上はある良型だ。と見えた瞬間最後の力を振り絞って強烈な締め込みで竿先は海面に没し、ハリス1号を気遣いながらやっとの思いで取り込んだ。こんな日に限って車内に積んでおいた玉網を忘れている。
 その次ぎのアタリも同じだ。巻き上げ途中で急に走り出す夏カワハギ特有の鋭い突っ込み走りに目前でハリス切れが連続2回も。思わず、「アッ」と叫んでしまった。玉網をボートに乗せ忘れた自分を責めるしかない。道具箱の中から太いハリスのシロギス仕掛けを探したが、ない。ベストのポケットの中を探しても入っていない。 ならばうまくハリを飲み込まれないように早合わせで唇回りに引っ掛けるしか方法は残されていない。
 だが、そんな職人芸ができるほど腕達者ではない。その後も海面直下で走り回るカワハギにハリスを切られて「チッ」と舌打ちをすること2回。ウ〜ん残念。
 午前9時を回る頃には風向きが沖から海水浴場に変わった。水深の浅い場所も探ったが、釣れるのはカワハギばかり。22〜24cm級の良型ばかりだから釣り上げるのに何度もスリリングなヤリトリがありシロギス釣りとは違った楽しみが味わえたことは嬉しい限りだ。
 途中ハリ掛かりした7cmの小メゴチを生きエサに泳がせてマゴチかヒラメを狙ってみた。2.3mの胴調子竿にオモリ20号の片天秤。ハリスは5号1.5m。置竿が海面に突っ込んだのは潮が変わった午前10時過ぎだった。強烈な引き込みを咄嗟のドラグ調節でかわしつつ、数分間のファイト。どうせ玉網がないのだからダメ元と開き直り、魚を弱らせてから取り込む体勢に入った。
 しかし、浮いてきたのはアカエイ。1.5kg近かったのではないだろうか。悔しくて腹が立って撮影だけでもと思い冷静になってデジカメで3枚ほど撮影した。後はハリスをペンチで切ってサヨウナラ。
 数分間のファイトで周囲を見渡すと海水浴場の近くまで流されていた。水深は9m弱。
 ここにもシロギスはいないのかと思い逆に思い切り沖側まで漕いで水深13mで釣りを再開。しかし、釣れてくるのはカワハギばかり。昼過ぎになりそのまま海水浴場方向に流れるので残り少ないエサを付け替え、最後までシロギス仕掛けで本命を狙ったが、最後に姿を見せたのは20cm前後のホウボウだった。
 結局、ヒジタタキは釣れなかったが、6匹の良型カワハギ(1匹は26cmウマズラ)とホウボウを土産に午後1時に海水浴客に最新の注意を払いながら着岸。ボート店主の話しによると、「今日のシロギスは海水浴場の沖のブイ回りに固まってたみたいだね。4mぐらいの所だよ」と。そんな浅瀬に群れが固まっていたのでは釣れるはずがない。
 たとえ、分かっていても海水浴場の至近距離では危険で釣りなどできるわけがない。
 それでもやっとの思いで訪れた岩地海岸で竿を出し、良型カワハギと遊べたことはひと夏の思い出になることは間違いないだろう。期間限定なので速効で出掛けよう。行く前に電話予約を忘れずに。
 ●釣行メモ
 釣行日: 7月29日(日)
 釣果: カワハギ6匹、
    ホウボウ1匹
 釣り場: 岩地海岸
 釣り方: ボート釣り
 ヒット時間:
   午前7時45分〜11時30分
   頃までポツポツ
 天候: 晴れ
 気温: 32度(最高気温)
 水温: 26度C(海底11m)
 潮回り: 大潮 
本日の釣果
シロギス不発でカワハギ良型多し
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