ソニカとステラの比較・検証
ソニカ(ダイハツ)、ステラ(スバル)は、ともに軽自動車としては人気のある車種だ。そこで、価格面、機能面から、どちらがユーザーにとって使い勝手がよいか検証してみた。
 ●ダイハツ・ソニカ(発売日は2006年6月19日から。販売店は全国の(ダイハツ販売店)
 1)開発コンセプトは「軽快ツアラー」
 2)性能面での特徴は下記の通り
  a)全車に新開発の軽自動車用CVTとターボエンジンを搭載
  b)10・15モード数値ではリッター23km/lを実現。
  c)斬新なロー&ロングフォルムを外観デザインに採用。
   
 3)車両本体価格は、2WDのRが118万6500円で最も安価。
  最も高価なのは4WDのRSリミテッドで154万8750円。(税込み表示)

 4)3年後のリセールバリューは、グレードにより48万円〜55万円程度
  と予想される。(某自動車流通研究所調べ)

ソニカのコクピットの内部

座った時の印象はとにかく軽自動車としてはかなり質感が高く感じたということ。デザインだけでなくダッシュボードに使われている素材が高級感を演出していて、安っぽさを微塵も感じさせない点は注目。5ナンバーのセダンに乗っている印象を受けた。ルーフはやや狭く感じたものの窮屈感は一切ないのでたぶん長時間ドライブでも疲れることはないだろう。価格が高いだけのことはある。
●スバル・ステラ(発売日は2006年6月14日、販売店は全国スバル店とスバル特約店)
1)開発テーマは「楽しい関係空間」。
 2)「ステラ」のデザインテーマは、シンプル、クリーン、モダン。
  「ステラ・カスタム」のデザインテーマは、若さ、元気、スポーティ。
 3)搭載エンジンは2種類。ひとつはDOHC16バルブAVCSで最高出力54馬力。
  もうひとつはDOHC16ばるぶインナタークーラー付スーパーチャージャー
  仕様で最高出力64馬力。

 4)車両本体価格は、ステラのLの2WDが98万7000円で最も安価。最も高い
  のがステラカスタムのRS(4WD)で150万5700円。全車i-CVT採用。

 5)3年後のリセールバリューは、グレードにより43万円〜50万円程度と
  予想される。(某自動車流通研究所調べ)
コクピットの内部 

シンプルで機能的。運転席に座ってインパネ回りの計器類を見た瞬間にそう感じたのだが、軽自動車として特別豪華な印象はないが、決して貧乏臭い感覚もまったくない。実用本位に使う主婦層であれば充分満足できるレベルにある。スイッチ類も使い易い位置にあり、配置も分散していないので慣れれば使い易いと感じた。
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