模型飛行機愛好家であれば、ほとんど何らかの工夫をしています。

車内スペースの有効利用を考えてみました。

天井付近

 富士重工業の社長である竹中さんは、開発畑の出身だそうです。初代レガシーは彼の自慢の製品だそうな。そのレガシー、天井は主翼を積みやすい様ミドルルーフになっているし、胴体を積みやすい様に、可倒式後部座席は左側が右側よりも大きくなっています。模型飛行機愛好家が車をつくると、こうなるのでしょうね。

 しかしその後、一般的な用途を重視したためか、当初の設定とはだんだん離れて行ったそうな。

 私の所有車は、ホンダのエアウェイブ。前に乗っていたトルネオが壊れまくり、車検で全て修理するととんでもない金額になりそうだったので、昨年9月に買い換えました。「車は10年で買い換えろ」ってことみたいです。ちなみに、エアウェイブの可倒式後部座席は左側が大きいです。しめしめ。

 トルネオからすると車格落ちは否めませんがこの車、使い勝手が結構よろしいようです。荷台が低いくせに、後部座席を倒すと荷台と段差ができず、ほぼフラットになりますし、後部座面を跳ね上げると1400mmほどの高さが確保できるスペースが生まれます。まだ試行錯誤中ですが、一般的な車内ラックを作ってみました。・・・って、この辺は昨年末に完成していましたけどね。

 写真は、車内の後部バーです。

着脱容易

 1500ccクラスのステーションワゴンですので、寸法には限りがあります。しかし、F3Aを諦めた私には充分の広さ。スタント機もせいぜい90クラスが載せられれば文句ありません。

 写真は後部座席用グリップバー付近です。前方のバーはここに引っかけました。寸法と角度を良く研究し、下向きの荷重がかかっている限り、外れたり移動したりってことはほとんどありません。反面、バーを上向きに移動すると、手間無く外せます。

 前後2本のバーで主翼を保持しますが、欲張ってこのバーを、あまり低く取り付けるとルームミラーが効かなくなります。写真のあたりがぎりぎりでしょうか。それでも20クラス機の主翼であれば、5〜6枚は乗ります。

 東急ハンズで仕入れた材料を使いました。合計3500円ほどでしたか。

CLバージョン

 一方、主翼と胴体が分割できないモデルが多い、CL機用ラックはこうなっています。

 他社の同程度の競合車と比較して、やや大きめのリヤハッチとは言うものの、所詮1500cc車ですからね。それでも写真の機体がリヤハッチから乗せられます。自作機の中にもう少し大きい物もありますが、そちらもなんとかリヤハッチから乗せられますので、CL機でも実用上問題はないでしょうね。

 日本選手権や全国大会等の遠征で、様々なラックを拝見しています。遠征などは滅多にないことですので、その時々で工夫すれば良い事かも知れません。市販の機体スタンドを流用したり、発泡スチロールの箱を改造したりという工夫は、皆さんやっていますね。

 こちらは近所のオリムピック善福寺店で材料を仕入れました。総額5500円くらいになってしまいましたが、ちょっと予算オーバーかな。

 余談ですがこの車、工具箱や折り畳みイスの他に、イージーアップテントが2本乗せられます。2人乗車で充分な装備をトランスポートできるってわけです。

ストレスのかからない保持部

 F2B機は、胴体下部がフラットなタイプが多いのですが、最近私が飛行しているF2B機の胴体は丸くなっています。その断面に合わせて接触部分をウレタンフォームで覆い、固定はご覧の通り。胴体前後を同様に固定すると、機体はほとんどぶれなくなります。

 約250mmの間隔をとって、もう1機上に保持できる上、先ほどの屋根裏バーに小型機を固定できます。下の機体も、床から350mmほど浮いているので、工具箱などを置くことができます。エアウェイブという車は、床面の数カ所にフックがかけられますので、CL用ラックはそれでタイダウンしてあります。

 数回のテスト走行しかしていませんが、大きなギャップでも無理に乗り越えなければ、ラックごと跳ねることはないみたいです。機体も大きく振られないようだし。

 今週末は京都で全国大会です。往復、約1000km+河川敷です。

(2009年5月5日)

愛知のマニアはこうしてます。

 遠征の行程はトランスポーターの数を最小限にします。参加者が同乗し、高速道路の料金とガソリン代を割り勘で浮かす為ですね。で、機体はなるべく走行中の振動や加減速の影響を受けにくくする工夫が必要になります。特に分解式の機体を組み上げた状態で搬送すると、余計な負荷が接合部にかかることもあって、ちょっと怖いです。

 同じ方向に機体を重ねる場合、胴体の保持は写真のように発泡スチロール材を衝撃干渉兼間隙維持材として使用すると良いですね。使い捨てになることがほとんどですが、加工は容易だし安いですから。

 この場合も主脚と尾輪が外れると、もっと間隙を減らすことができますので、多くの機体を搭載することができます。

 写真の車両は、たしかホンダのステップワゴンです。この車、シビックの足回りを流用した、コストダウンの見本みたいな1ボックス車なのですが、最近のモデルは豪勢になりましたね。

 後部座席は左右に分けて簡単に跳ね上げられますので、使い勝手は非常によろしい・・・・はずなのですが、この跳ね上げ座席、そのまま後部左右上方に「じゃまもの」として残ってしまいます。せっかく四角いボディなのに、機体の搭載数は限られますね。もちろん、エアウェイブよりは載せられますけど。

 そんなわけで、首都@東京23区内でお使いにも使用する事を考えた結果、オデッセイやステップワゴンは私の購入候補から消えました。

 愛知からは4人:4機の大型機が来ています。この組み合わせだと脚を外さないでも大丈夫ですね。ただ、この時期直射日光が凄いですから、イージーアップタイプのテントが必要です。テーブルやイスに加え、工具箱など・・・・どれを省くかってところでしょうか。

 一人乗車で1機のみっていう場合、機体は後部座席にそーっとのせてっていうマニアもいます。どうにか平積みにするべく、簡単なスタンドを作っているマニアは、家電製品用梱包の衝撃緩衝用発泡スチロールを改良していることがあります。写真は、その流用をものがたっていますね。

 自分で加工したのでしょうか、きれいな円弧でカットされています。胴体の曲面とは違うみたいだし、都合の良い形状を見つけたのでしょうね。臨時のものですので、機能的にはこれでも充分。

茨城国人の美的センス・・・・

 今回、茨城人は、栃木人とともに「南東北帝国連合軍」を形成してきました。4人乗車で5機搭載です。2機は30〜40クラスとはいえ、脚をはずしてぎりぎりって感じです。事実、土曜の競技が終了した後、どうやっても機体が載らず「機体、預かってください!」だって。一番大きなサイズの機体でしたが、エアウェイブには結構楽に乗ってしまいました。

 許せないのは、車両後部に機体の固定用バーがついているのですが、そいつがこんな感じで貼り付けられていました。良い場所に固定用デバイスが無かった為なのでしょうが、もうちょっときれいに貼れよな!

 車両は旧ライトエース@ノアみたいです。機体は後方から縦に積みますので、中間座席に座っている2選手の間に、主翼端が突き出ています。したがって、ヘタに居眠りをすると主翼に頭をぶつけるそうです。

 余談ですが、日曜の帰りがけに、めくれ上がったガムテープの端に、転がっていたカップラーメンをくっつけておいてやりました。いつ気付いたかなあ。

 茨城(「いばらぎ」ではなく、「いばらき」だそうな。)について詳しく知りたい酔狂な方は、こちらにどうぞ。(2009年5月17日追記)

福井人の知恵

 遠征に限らず、運搬中の機体は壊れなければ良いことになります。天候の急変によって、即座に機体を収納しなければいけないなんてこともありますが、そんなときに「この次はあの機体を・・・この向きに入れて・・・」なんてやっている暇はありません。

 左写真は、福井のキタニさんの「衝撃緩衝用プーさん」です。UFOキャッチャーで取った・・・・と言うよりも引きずり落としたそうな。こいつを必要な場所に投げ込んでやれば、たちまち「フレキシブルプレーンガード」ってことになります。機体と装備を下ろした車内では、枕としても使用できる逸品。裏日本@福井人、恐るべし。

 ところで、私の競技結果ですが、様々あって小型曲技@第2種は2等賞。F2Bは7等賞でした。上位とは結構な得点差がありましたが、現状を考えると上出来なんです。新たな発見もあったし、自分のセットアップ能力も確信できましたからね。強力な背後霊が憑いてくれたようです。

(2009年5月16日)