ENYA06−1型に、2型のマフラーつけました。

大人のための旋盤作業!

 思い入れのあるオールドエンジンって、使いたくてもマフラーが無いことが多いですね。その当時のエンジンですから仕方ないのですが、そのままお蔵入りではかわいそう。と、言うわけでマフラーを自作したりしているわけですが、フルスクラッチって結構たいへんですね。
 この06−1型はマフラー対応の2型よりもシリンダー外径が1mm細いので、2型のマフラーがつきません。そこでこんなものをつくってみました、正味作製時間は約30分。みんな、できるかなあ?

 旋盤作業の基本は、RCT12月号をご覧ください。

 このマフラーも旧型と言えばそうなのですが、エンジンが垂直リヤニードルなので仕方ないですね。さがせばまだ古い模型店に残っているかも知れません。
 マフラーの上部は冷却フィンにかかっていますので排気もれは無視します。今回のリングは、下側だけをカバーしています。寸法は結構ラフですが、旋盤で旋削したパーツをレザーソーで2分割していますので、マフラーで挟み込むとしっかりと固定できました。若干の修正は手作業でやりましょうね。

 もしも固定がゆるければ、マフラーの接合面を若干切削してみます。つまり、どんどん締めて行く訳です。私の場合は布ヤスリで「ガリガリガリ」くらいでしっかりと固定できました。
 後期型のマフラーはダイキャスト製で、膨張室の付いた形になっています。これを使おうとするとリヤのニードルがじゃまと言うか、マフラーがでっかいと言うか。
 でも、旧型の形ならフライス盤でも製作できますからね。いざとなったら専用マフラーは自作すれば良いんです。

 あとの問題はスロットルコントロールですか。こちらもメーカーで在庫切れなので、自作するか他の細工をすることが必要ですね。こちらは現在対策中です。


(2008年11月22日)