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先日、ついうっかり西麻布の巨匠を訪ねてしまいました。大きな用も無いのにそんなことをすると、こうなります。 左写真は、40年以上前に巨匠がENYA15につけてレーシング仕様としていた、フロントハウジングの木型です。こまごまと修復していたのですが、2回使用したらあっさりと割れました。 木型って、通常はこのようにいろいろな部品を組み合わせて形にします。このフロントハウジングだって形状は複雑ですから、仕方ありませんね。ですから、しっかりと接着するって言うのはあたりまえなんですけど。 職場のクラフトマンと相談しましたが、おそらく「40年も前のものなら、接着はニカワ」かもしれない」「接着剤だって劣化するぞ」でしたが・・・・・・・ |
お、おい。 接着剤、 |
通常の砂型鋳造なので、左右の型のずれはありますね。次回はもっと注意してやりますが、簡単に「鋳造」って言ってもアルミ合金を900℃以上に熱して溶かすという、大がかりな作業になります。 鋳込むのは690℃、砂型の製作には職人芸とも言えるコツが必要でして。私だって毎日やっているわけではありませんので、次回は大失敗するかも・・・・・ まあ、今回は「とりあえず」の練習と申しますか、「こんな感じにできますよ」っていう確認なので、木型自体を作り直してオリジナル形状っていうのも・・・・・いいなあ。・・・手間がこわいな、いよいよ15クラス自作エンジンに挑戦かいな。 このフロントハウジングは、私は使用の予定がありません。巨匠にも、このままで返しても仕方ないでしょうから、欲しい人は連絡をください。もちろん、 という条件が付きますけど。 2つ吹きまして片方は若干の「ひけ」があります。実用上問題は無い程度ですけど、気になるなあ。 (2009年3月11日) |
もう完成! 3連休のひまつぶしになるか、イライラの素になるかは被害者次第。結局名乗り上がらなかったので、小諸の「Dの総帥」に送りつけました。 スーパータイガー15のクランクシャフトを流用したダブルボールベアリングタイプだそうです。「いまさらレーシングエンヤでもないだろう」ってことで、今後ディーゼル化されるそうです。 「いまさら」・・・って言うよりも、あんたはいつもディーゼルだろうが! そう言えばこの総帥、過去にもUEDA19やKYOWA09までディーゼル化し、破壊してましたね。「やってみなけりゃわからない」も良いのですが、普通に回しても壊れそうなエンジン、D化なんぞするなよな!! 今回は充分丈夫になってしまいました。 |
(2009年3月21日) |
回るにはまわったみたいですがあ・・・ どうもレスポンスがいまいちみたいですね。ディーゼル化すると吸い込みが悪く、スロットルドラム内径を小さくしなければいけないし。 結局スポーツエンジンなんでしょうね。クランクシャフトはST15なんですけど。 今回のキャスティング(鋳造です)の材料は、AC2Aでして、まあまあの鋳造性と機械加工性を兼ね備えた材質のはずですね。しかし、再利用品も混ぜましたし、押し湯(湯ひけを防止する手だてなんですが、分からないだろうなあ)も無いし。まあ、材料と方法を考えて・・・・・多分やらないだろうなあ。鋳造って、とーっても大がかりなんです。 まあ、ちょっと変わったエンジン、できあがり!で、いいか。 製作協力(写真も)は、模航研です。 (2009年3月24日) |