毎回苦労します。オールドエンジンのマフラー!
 排気スロットルも捨てがたかったのですが、やはり実用を考慮するとマフラーは必着でしょうね。外観はいつもの通りですが、クランクケース左側に「縦フィン」が斜めについていますので、バンドやスプリングで固定するわけにいきません。だいたい、このエンジンの特徴でもあるフィンですから、隠したりしたらウエダクラブの恥です。

 幸い、このエンジンの排気スロットル用ネジ穴回りは丈夫みたいです。排気口上下にしっかりと同化してますからね。で、結局このネジ穴を利用しました。もちろん排気口はフライス仕上げが前提です。マフラー固定時の応力は集中させたくないですからね。

 材質はマニホールド・膨張室とも正体不明のジュラルミンです。東急ハンズ新宿店のジャンク箱から持ってきたものですので、「多分」ですね。でも切削した感じは結構良好、膨張室長は65mmくらい、排気口はφ6にしておきました。無難な線でしょう。

 だいたい、排気スロットルってスローなんか4000rpmくらいにしか落ちませんでしたから、アクセルワーク時の排気音は我慢です。マフラープレッシャーをつけて、スロットルをちゃんと調整すれば、なんとかなるかいな。

 問題の「取り付け」ですが、写真の通りでございます。排気スロットル用ネジ穴に、マニホ−ルドをビス1本で固定し、そのマニホールドに膨張室を取り付けます。昔のジェットストリーム(小)マフラーを15クラスエンジンに取り付ける時の要領ですね。覚えてますかあ?

(2006年12月27日)

スロットルバルブもなおりました!!

 慣らし運転もちゃくちゃくと進み、クランクシャフトの折損も、いまのところ大丈夫みたいです。
 1月3日にマフラーのテストをしてきました。マフラーは充分な消音効果があり、ゆるむこともなく良好なのですが、そのときのスロットルバルブの調子が「飢え駄」でした。つまり、スローが4000rpm程度までしかさがりません。「かぶって停止」もしないので、おそらくスロットルのどこかから空気を吸っているのでしょう。ウエダ19のスロットルバルブって、フロントハウジングのφ4穴を使ってM3ビスで固定します。したがって、その周囲から吸っているのでしょうね。こいつにはシリコンシールで対処します。
 ドラムは意外や精度が良い様子。対策を立てた後は特に問題なく作動してしまいました。9×4のグラスプロップで2500〜12000rpmと、実用上充分の結果です。なんだ、ウエダって(いまのところは)普通に回るじゃん。


(2007年1月4日追記)