ウエダ19のフロントハウジングに、ボールベアリングを入れたときの工程図です。
 始めから「製作」するのなら多少の融通がききますが、既存品の「改造」となると削りしろがありませんし、保持部も限定されてしまいます。もっと良い方法があるでしょうが、私はこんな感じでやりました。


 この改造は4尺の普通旋盤の使用を前提としており、特殊なバイトも多用しています。従って、ある程度の熟練者を対象としたものですが、位置や中心を合わせる方法や、保持の工夫とリスクなどをご参考いただければと考えています。
 ちなみに、非熟練者がこの工程をトレースし、なんらかの事故が発生したとすると、工作物が外れて飛散し、顔や眼に当たることがあります。あくまで自己責任とご確認ください。

 金属が飛んで当たると、とーっても痛いぞう!

 この中の材料保持方法のいくつかは、鶯谷の「千葉製作所(しぼり加工業)」の技術を応用させていただいています。


(2007年3月21日)