こんなの、どこにあったんだ!?

 第一発見者は、ウエダクラブの「宝物庫の管理人」です。前日のミーティングで「KO29、見てみたいねえ。」と話していたのですが、次の日偶然入った喫茶店で、管理人は見つけたそうです。結構な価格ではあったものの、何とか入手してきたそうな。管理人はこの一件で参謀に昇格し、元参謀は宝物庫管理人に降格で、次のネタを捜すはめになりました。
 エンジンにはバタフライバルブが装備されていて、しばらくRCに使用されていたようです。全体はややすすけていますが、ブルーのアルマイトは鮮やかなままです。どれほどのプロップを回すのか、どのくらいの機体を引き上げられるのか。評判を全然聞きませんので、興味はつきませんね。

こんなものも持っていました!
 新参謀は何をどれほど保有しているのでしょう。KOのディーゼルシリーズは全てそろっているようです。049から15までは、耐久性や性能全て好評だったエンジンですが、その仕様はやや異なります。
 写真は099タイプです。摩擦によりヘッドのアルマイトが薄くなっていますが、外観に大きな傷はありません。奥のモデルには、カービュレーターに細い穴があけられていますが、これは29のものと同様なバタフライバルブの名残かも知れません。もっとも、このころは2ニードルタイプが主流だったはずですから、前の持ち主が自分で加工したのかもしれません。まあ、私としてはどちらでもかまいません。
 よく見るとバックプレートは3本のビス止めになっています。049が2本、15が4本止めですので、ちゃんと比例しているところがチャーミングですね。

こんなのまで持ってました!

 049はラジアルマウントを基本として設計されていて、ビーム用ラグがありません。機体の製作を考慮しているのでしょう。実際問題として、小型機にはラジアルマウント:機首先端部を胴枠のみでまかなう方が製作は容易であり、むき出しのエンジンは取り扱いの点で有利です。COXのエンジンも同様ですね。
 基本的に15には2つのタイプが存在し、カービュレーターがラッパ型の1型と煙突型の2型とに分かれます。2型は1型の鋳型を改造したものという感触がありますが、こちらは定かではありません。外観の雰囲気から「ラッパカービュレーター」が2型みたいな気がしますが、2型は煙突の方だそうです。
 新参謀の15エンジンのうちの1台は、しばらく欠品で保存されていたそうです。その後修理部品に恵まれなかったので某マニアにヘッドの製作を依頼したみたい。それが左下写真の15エンジンです。アルマイトが非常に濃いので、一目で分かります。さらにノーマルと並べるとフィンの厚さや間隔、トップの形状もかなり異なりが見えます。おそらく現物から寸法をとらずに製作したのでしょうね。
 ところで、ウエダクラブって言うのは実績によって、そんなに簡単に地位が変わるのでしょうか。総統閣下にうかがいました。
総統閣下:「ふっ、競争意識は必要なのでね。」
 良くわっかりまっせーん。

(2006年11月26日)


再びKO29!!
 ウエダクラブの新総統閣下がKO29のテストランに踏み切りました。うわさではそうとうな振動が発生するそうな。つまり、もはや「ディーゼルの総裁(小諸の魔人ですね)」が同エンジンのテストランを、我々に無許可でやってしまっているのですが、真打ちは後から・・・・負け惜しみか。
 で、13×6の重たいグラスプロップで比較的簡単に始動しました。実は当初、新総統閣下は11インチのカーボンプロップで始動を試みていましたが、軽量なカーボンプロップではだめでしたね。一般会員に降格した「元総統閣下」」にアドバイスされていました。
 重い13インチプロップでさえ7000rpmに迫るパフォーマンスは、結構な迫力!もちろん振動は、FUJI15−1型を上回っていそうです。搭載する機体の選定が、また困りそうですね。

(2007年1月4日)

 左写真をクリック(ダブルクリックかな)すると、KO29−Dの始動から動作までの動画をごらんになれます。

 使用しているプロップは、MKのグラス製13×6です。結構重いプロップを回しますね。回転数は7000rpmくらい行ってましたか。撮影は07年1月4日です。

(2009年2月14日)