世界を制したエンジン・・・ですかい!?
 写真は、初期のOS−MAX15−3型です。当時RCでは良く見かけましたが、私がCLで使用すると非力で、すーぐスカスカになってしまいました。
 でも思い入れのあるエンジンであることには代わりありませんので、最近また集めだしました。
 スロットル回りにはえらく面倒な配管で燃料を引いています。この頃のスロットルって、スローとハイしか効かないっていう話しです。
冗談・・・というよりヤケですか・・・
 なんかおかしいでしょう。CLスピード用にコンバートされたMAX15−3型ですが、このエンジン、クランクケースとスピードパン以外は自作品です。丁度ケースだけ余っていたし、スピードパンを入手できたので、お飾り用に当時のスピード機でも作ろうか・・・となりました。
 タイムリーに、古い友人(「西麻布の巨匠」と呼んでいます。)から様々な設計図までいただきましたので、そのなかから作ろうかなってところです。
 自作エンジンとはいえ、上記のような訳ですから、エンジンは作動いたしません。もちろん作動するように自作できますが、クロスエンジン用のピストンって、デフレクターがあるので加工が面倒なんです。また、シャフトやスリーブの熱処理は個人では困難でして、はい。
 作っていて、クランクケースの取り付けラグ面が平面でないことが分かりました。パンに載せるとガタガタしましたからね。で、その面をフライス加工したわけですが、クランクケースの上面:シリンダー面を基準にすると、ラグの前方が余計に切削されてしまいます。手持ちのクランクケースを2個切削して同様でしたからつまり、このエンジンはやや上を向いて取り付けられていたんですね。切削後に精密測定すると、バックプレート面とはほぼ直角でしたし、切削時にはラグの前方と後方で0.1mm程もの差がありました。
 余談ですが、USAのFOX19なんて、ラグ面が斜めに(目視で分かります)なっていて、「どうやってエンジンマウントにつけるんだ!」状態でした。きっと、相当柔らかいマウントを使うんだろうなあ。