左写真はKO-099D用に製作したバタフライバルブです。本来カービュレーター上側の穴は2ニードル用ですが、製造終盤ではバタフライバルブをつけていたのも事実です。ここではバタフライバルブを、さらなる精度で製作してみました。
ものが細かいので、くしゃみをしたらなくなりそうですが、保持を考えながら切削加工していきます。構造は簡単なのですが、元々の精度もはっきりしていないため、現物合わせで作業は進みます。だいたい、カービュレーター内径も貫通穴も、位置や精度なんか分かりませんしね。
そのままでも流路を閉鎖していますから、なるべく余分は切り取っておきます。全閉時にもすこしだけ隙間をあけるべく切り込みでもつけようかと思いましたが、それはテストラン後の方が良いでしょう。
なんかしっくりこないまま、2個分製作してしまいましたが、ちょうど滑らかに動作する組み合わせで固定です。エンジン作動中に外れるとエンジンは破壊しますので、ネジロック剤を併用しながら組み立てました。
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