こんなの、どこにあったんだ!?

 第一発見者は、「KOボーイズの塾長さま」です。前日のミーティングで「KO29、見てみたいねえ。」と話していたのですが、次の日偶然入った喫茶店で、管理人は見つけたそうです。結構な価格ではあったものの、何とか入手してきたそうな。
 エンジンにはバタフライバルブが装備されていて、しばらくRCに使用されていたようです。全体はややすすけていますが、ブルーのアルマイトは鮮やかなままです。どれほどのプロップを回すのか、どのくらいの機体を引き上げられるのか。評判を全然聞きませんので、興味はつきませんね。

 ディーゼルの総帥が入手した同エンジンのヘッド回りは赤色でした。2色あるみたいですね。

 それにしても、でかいな。

 KOボーイズの塾長さまがKO29のテストランに踏み切りました。うわさではそうとうな振動が発生するそうな。つまり、もはや「ディーゼルの総帥(小諸の魔人ですね)」が同エンジンのテストランを、我々に無許可でやってしまっているのですが、真打ちは後から・・・・負け惜しみか。
 で、13×6の重たいグラスプロップで比較的簡単に始動しました。実は当初、塾長さまは11インチのカーボンプロップで始動を試みていましたが、軽量なカーボンプロップではだめでしたね。
 重い13インチプロップでさえ7000rpmに迫るパフォーマンスは、結構な迫力!もちろん振動は、FUJI15−1型を上回っていそうです。搭載する機体の選定が、また困りそうですね。

(2007年1月4日)

 「とりあえず取り付けただけ」みたいなバタフライバルブです。結構隙間が開いているのですが、その割には良く回転数が変化する・・・・か、どうかは個人の主観ですなあ。私的には「このくらいで結構です」って範囲ですけどね。

 構造は、通したピアノ線にしんちゅう円盤をハンダ付けしただけみたい。振動で外れて、飲み込まないかなあ。

 心配になるのがマフラーですね。製作者の「ディーゼルの総帥」は「貝殻マフラーである!」とのたまわれておりましたが、私をはじめ、数人のDの人々は「餃子にちかい」と判断しております。

 この餃子改め貝殻マフラーの欠点は、なんと言っても「KO29」のロゴが完全に隠れてしまうことでしょうね。他のエンジンでも同様なのですが、それを見越してか、機首にでかでかと「KO−29」と書いてあります。えらいぞ!

 貝殻マフラーの効果はと言うと、なんか、あまり変わらないみたい。ディーゼルエンジンって、回転数をあまり上げないで使用することが多いので、もともと静かなんです。

 余談ですが、このエンジンはとーっても大きいんで、ロゴが見えなくても何となく正体がわかります。よしよし。

 写真の機体はOKのフォスターT4(だっけか)です。4ストロークサイクルの40エンジンを基準に設計されているはずですが、13×6のプロップで力強く飛行していました。

 惜しむらくは、エンジンコントロールにバタフライバルブではなく、OS製あたりのスロットルバルブを流用していることでしょう。まあ、実用第一ってことでご勘弁かな。

(2009年2月21日)