KO099Gの初期型です!

 左写真のエンジンは、60年代前半に発売されたものですが、10Gと同形式の片方排気型が、099クラスにも存在しました。このエンジンはそれ以前のものですので、50年代発売でしょうか。

 写真では見えませんが、ツインスタック@両方排気型でして、外観は099Dに酷似しています。バックプレートは3本ビス留めで、シリンダーフィンは薄く、枚数は多いですね。

 12と比較すると一回りくらい小さいので、キョウワ09やマミヤ09と同等でしょうか。
 プロップナットはM4.5×0.75サイズで、MAMIYA09といっしょ。
 サイズがコンパクトってことは、様々正確に加工されていないとたいへんなことになります。例えば、このエンジンの左側ラグの取り付け穴は、2カ所とも割れ欠けています。実用上は問題ない範囲ですが、ラグの端と言うか、際ぎりぎりに穴が明いていますので、軽い墜落でも欠けるでしょうね。それを隠すために右向きにしたって訳ではなく、メーカーロゴが見える方向にしただけです。

(2008年2月11日)