いつ頃のエンジンでしょうか、60年代後半には「キャストヘッド」と呼ばれる、樹脂製カービュレーター付きの099Jrが存在してましたので、「スチールシリンダー」と呼ばれた赤タンク付きの099Jrは、60年代前半。写真奥のヘッドフィン付きメナスコとの間に「ケース以下はメナスコ・スチールシリンダーヘッド付き」ってやつもありましたから、横2本マウントのメナスコは、50年代前半でしょうか。このあたりになると西麻布の巨匠でもわからないみたい。
赤タンク付きJrは、ヘッドフィンをプライヤーで挟んで回したらしく、結構な傷が残っていました。目立たない程度に切削しておきましたが、ちょっと見えるなあ。
ヘッドフィンメナスコの方は、実は吸気のラッパを削られていまして、ニードルから上を作り直してあります。近くで見ないと分からないでしょ。2台とも、FFオールドタイマー用ですかね。
(2008年2月11日)
西麻布の巨匠から聞きました。FUJI099は、「MENASCO」って書いてあるものだけがメナスコエンジンで、そのあとの099は「099Jr(ジュニア)」なんだって。
で、メナスコ以前の099は、ただの099みたい。FUJIの099って、ものすごい種類になりますね。
(2009年2月8日追記)
|