古くても良く回る ENYA09  1型です。

 McCOYクラブのTS総統閣下がUSオークションで入手した09−1です。製造は1955年〜60年ですが、外観におおきな傷はありません。分解するとこの状態。ガスケットの破れは経年変化ってことであきらめるとして・・・・でも、ほかのパーツは腐食もありません。これは大もうけかなあ。

私が使用した経験のあるENYA09は2型(60年生産開始)からです。もちろん3型(65年生産開始)が発売されてしばらくたっていたので、私は3型を購入したのですが、当時のENYAはロングライフで好調でしたから、周囲のマニアは使用し続けていたのでしょうね。09用マフラーが新発売ってころです。

で、私の2型は15年ほど前でしょうか、偶然入手したそれをCL機にのせて遊んだことがあります。高回転で元気なエンジンだったような気がします。

 Dの人々って、どんなエンジンでも実用が前提ですので、このエンジンも使用できるよう取り付けラグ面のフライス加工や汚れ落としを行います。まあ、今回は軽傷も良いところでしたけどね。

 結局好調で結構なのですが、スロットルとマフラーどうするんだろう。

 オールドエンジンでは毎回考えてしまいますが、実用を前提とした場合、マフラーは必須になりますね。1970年代以前のオールドエンジンの場合、当然マフラーなんか無いです。そこで自作したり他の市販マフラーを改造したりして装着するのですが、そうなるとそれらの外観がなじまないことが多いいんです。切削加工にたよらざるを得ないマフラーの自作ですので、エンジン本体とはなんか違和感!角を丸めたりサンドブラストをかけてつや消しにしたりと工夫するわけですが、なかなかよい雰囲気になりません。もっとも、気にしなければ良いことなのでしょうけど。

(2009年3月7日)