TESTER社のカーチスP−40です。
 COX社の小型完成CL機とともに、40年ほど前に数多く販売されていたシリーズです。当時はバッテリーや燃料までパックされていました。のどかな時代です。
 COX社のエンジンよりも非力だったのか、機体のサイズはかなり小さめで、翼面荷重は相当なものになりますね。でも、よく飛びます。安定も良く初心者でも安心ですね。
 そんなわけで気をよくし、魔が差したために、ある日この機体で風船割り競技に参加しました。結果は4等賞でしたが、プロップが小さくて風船にあたらないし、当たっても風船の破裂圧で機体は吹き飛ばされるし、もうさんざん。
 エンジンが停止した後に振り回すと、もっと速く飛行させることができます。困ったもんだ。外観には国籍マークやらなんやらが付いていましたが、2回飛ばすとどんどんはがれました。まあ、いいか。

 中学生のころでしたか、この手の機体にあこがれていました。しかしとても手の出る価格ではありませんでしたので、最近いくつかを入手し「ウッキッキー!」です。

(2005年12月27日)
COX久々のスタント機:ハイパーバイパー
 持っている人はことごとく「飛ばない!」と申されます。現に私も秩父の山奥ではとばせませんでした。しかし、笹目では第2種曲技はもちろん、角もの演技もなんとかできましたので、気象や使用燃料などの条件次第みたいです。
 調子の良い時は意外なほど小さく旋回したりできますし、安定性能もまあまあでしたね。重心を合わせるためでしょうか、機首がとーっても長いです。
 じつはこの機体、友人からの貰い物なんです。購入すると1万円弱するみたいですが、そのくらいの価値はあると思います。格好良いし性能もまあまあ。いつも車に載せておけるサイズですので気楽ですね。
 発売は2003年ごろでしたか、一体どれくらい売れたのかなあ?
 COXの複葉シリーズ:フォッカーです。
 かなり前に厚木の某社が輸入販売していたシリーズです。3機種あったうちの1機ですが、設計に無理があったのかやる気がなかったのか、どいつもこいつもろくに飛行しません。もちろん飛行はできるのですが、安定性能がはなはだ悪く、波状飛行ばっかです。
 さらに機体のサイズは小さく、でもエンジンは元気なので長いラインで飛行しないと目が回りまして、しかもエンジンが停止すると機体は「石」になります。振り回す間もなくね。
 こんなケースにはいって売っていたので、インテリア代わりに購入した方もいらっしゃったかと思います。その方が無難なんでしょうが、我が家でもインテリア化していたこの機体を最近調べたところ、プラスチックの至る所が劣化しているようで、パキパキ割れます。どうも、以前の製品よりも硬いプラスチックを使用して製造されているためにこうなったのでしょう。昔の・・・たとえばBD−5なんか主翼が長かったから長いこと箱入りで店においてあると、主翼がねじれたままになったりしましたから、そんな苦情を無くすための工夫かもしれません。
 いずれにしても、現在では飛行は困難な製品です。つかえんなあ。
 (2006年1月30日)