日本文化教材社のフライトＮＯ．１です。

　昭和６０年代に製造されたようです。ＦＵＪＩ０９９ジュニアが搭載された完成見本が広告に載っていました。ＮＢＫという名前は「日本文化教材社」の略だそうです。



　電波実験社の総合カタログ１１号で調べると、このメーカーからは８機種のキットが発売されていましたが、キット自体はどこの模型店でも見た記憶がありません。


　基本構造は、実はスクラッパーなのですが、その上方に３ｍｍベニヤで胴体形状をとっていますので、通常のプロフィール機に見えます。


　安価ではあったように記憶していますが、なぜかフライトフィールドで見かけたことは無く、キットも私が入手したもの以外見ていません。偶然でしょうか。


　とにかくトレーナーにしては部品点数は多いし、たてつけは悪いし、しいて特徴をあげるとすると、ＦＵＪＩ０９９ジュニアにウイングマフラーをつけて、しかもサイドマウントにしたのはこの１機だけではないかということでしょう。


　ポニーのプロップとスピナーが同封されており、「のり」はついていないようですが、カラーのデカール（と、言うよりもただの紙！）と、カラーリングサンプルも同封されています。

　会社名とともに、なにか迫力を感じるキットですね。

ちなみに「日本文化教材社」は、後に「ブンカ」と名称を代えます。つまり現在も営業を続けている模型総合卸問屋のブンカさんのことです。　　

（０５年５月２９日追加）