クリスマスにミラを見ようキャンペーン2009 >ミラキャンペーンの仕組み


ミラキャンペーンの仕組み


クリスマスの時期にクリスマスと深い関わりをもつ変光星ミラを見ようというこのキャンペーンですが、実際には次のようにおこなわれています。

(1)キャンペーン受付
 ミラキャンペーンの広報は天文雑誌や各種の変光星メーリングリスト、パソコン通信を通じておこなわれています。それを見て興味を持っていただいた方はミラキャンペーン事務局(日本変光星研究会 富山事務局 渡辺誠担当)にキャンペーン参加の申し込みと資料の請求をされます。同時に「ミラ観測ハンドブック」をこのホームページのトップページからダウンロードしてください。

(2)キャンペーン開始と観測報告
 キャンペーンは基本的に毎年11月1日から12月31日までおこなわれます。この期間にキャンペーン参加者はミラの光度を目測し、観測した日付と時刻、ミラの等級などを事務局に報告してください。観測するたびに毎日でも報告される方もありますし、一週間くらいごとにまとめて報告される方もおられます。事務局では適宜、報告を集計し光度曲線を作成し、このホームページで公開します。観測報告をされた方でご希望の方には、この光度曲線をハガキに印刷してお送りしています。その時に光度曲線の中にその方の観測値を赤丸にして記入しています。それによってその人の観測値が観測者全体に比べて明るめか暗めかが確認できるわけです。観測された方はこれによって自分の目測が他の人とどう違うか、また一緒なのかが確認できて非常に好評です。なお観測報告の受付は電子メール、FAX、郵便等で受け付けています。聞き取りミスの危険がある電話での報告は受け付けないことになっています。

(3)キャンペーンの締め切りと報告書の発行
 キャンペーンは12月31日で終了します。観測報告は1月15日まで受け付けています。事務局ではこれを集計し、参加者の感想などをいただいて報告書を発行します。報告書はキャンペーン参加者の他に国内外の変光星観測研究者や団体、天文雑誌、その他キャンペーンに興味を持たれた皆さんにお送りしています。
 また集められた観測データは日本変光星観測者連盟(VSOLJ)に報告され、VSOLJデータベースとして国内外の研究者の皆さんに活用していただいています。


作成 2009-9-29
最終更新 2009-9-29